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専門家じゃない、ごく普通の主婦が語る教育論③〜「根拠の無い自信」の根拠はソレだったのか!!〜

今、仕事で組織開発や人材育成を担当しているのだけど、前職ではいわゆるSIerと言われるIT企業でSEやら営業やらを幅広く従事していたあたし。

幅広くって言ってもなんてことない、社歴が20年近くもなれば、まぁまぁ異動するからね。自分の意思での異動はたった1回の営業職だけで、あとは社畜と化しておりました。

社畜ではあったが(しつこいw)、大切なモノをプレゼントしてもらえた職場でして、今日はその話をします。

成功に導かれし者たち

SE兼プログラマーの頃、初めてプロジェクトチームを持ちました。

・入社1年目の部下3名。そんなあたしは5年目。
・初めてのVB*開発。
・みんなVB初心者(あたしはメインフレームのみ経験)。
・5人月くらいのそこそこの規模。

*VB:Visual Basic (ヴィジュアル ベーシック)はマイクロソフトが1990年代に開発していたプログラミング言語およびその処理系 by Wikipedia

ゾッとするよね(笑)。よくGO出したな上司って感じだけども、しかしなんと利益もちゃんと出て、品質も高いものが出来たのですよ。

全員初心者。でもね、このチームには、最大の特長があったの。それは、

お客様のためなら絶対に仕上げることが出来るに違いない!という、
「完成している未来」を根拠もなく信じることができる

という特長が。

「根拠の無い自信」の根拠

昨今、自己肯定感というワードが飛び交ってます。
あたしのnoteでの前回記事、
専門家じゃない、ごく普通の主婦が語る教育論②〜自分をきちんと愛せる子を増やす方法〜
でも、リフレーミングでプラス言葉のシャワーを浴びるといいよ〜なんて言ってます。

でも、成功に導かれし者たちは、自己肯定感ではない「あるモノ」を持っていることが分かってきました。

それが「自己効力感」。

こんな説明がされていた。

自己効力感とは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること by Wikipedia

ま、難しいことはさておき、こんなケースを考えてみた。

①自己肯定感 高 ✕ 自己効力感 高
②自己肯定感 低 ✕ 自己効力感 高
③自己肯定感 高 ✕ 自己効力感 低
④自己肯定感 低 ✕ 自己効力感 低

この人達の行動を想像すると…

①自分はセンスがあるので、今回ももちろん成功するさ!
②自分は特に何も力は無いんですが、いつもなぜか結局成功するんです!
③こんなに自分にはセンスもスキルもあるけど、どうせ失敗してしまうだろう。
④自分には何も無いから、どうせ上手くいくわけない。

一目瞭然。
自己効力感の有無が、プロジェクト成功の鍵である事はもはや明白!

自己効力感は、ググるとその基礎となる6つの要素についても書いてあるので、ぜひ興味を持たれた方は調べて頂けると良いのですが、自己肯定感と違う点としては、「実際に体験することで検証できる」ということ。

先に述べた成功に導かれしチームは、

・言語的説得(自分に能力があることを言語的に説明されること、言語的な励まし)
・想像的体験(自己や他者の成功経験を想像すること)
・承認(他人から認められること)

この要素を持ち合わせていたメンバーでもあった気がする。
周りの上司や先輩に励まされ、お互いに認め合い、お客様の幸せな未来を想像していた。その事実が「成功に導かれしチーム」に育っていったのだと思う。

つまりこれが、俗に言う「根拠の無い自信」の裏にある真の根拠なのかもしれないですね。

社畜時代(まだ言うw)に、とても大切なモノを貰えたなぁと思いますし、これからは自己効力感が生まれる場を作って行くことに真剣に向かい合っていきたいと思いました。

fin.

私立カトリック小学校に通うツン強めのツンデレな女児を持つ40代会社員です。特記事項としては、元ディズニーキャスト、元ナンジャタウンキャスト、現在不動産会社フルタイム勤務の傍らバンド活動もやってます。座右の銘は「器用に生きる」。好きなお酒はラフロイグ。好きなゲームはドラクエ。