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「来る課税と対応」

最近、最近、とある政府が自国の予算を増やす為に税金の集め方を見直すことにしました。

北風大臣は、新しい税金を沢山設定する案を提出しました。まだ税金が設定されていない物や行いに着目して予算を増やそうとしました。
森や山に対して、宿泊やふるさとなど様々です。

一方、太陽大臣は、今ある税金の税率を上げる案を提出しました。既にある仕組みの延長線上なので、準備にコストがあまり掛かりません。
酒税、消費税、所得税など様々です。

議論は北風大臣と太陽大臣を中心に白熱しましたが、最終的に議長は、

「両方採用。」

として2人の意見を取り入れました。新設の税制度と既存の税の増税により、国民からは様々な声が上がりましたが、税収はとても増えました。

とある旅人はこの国に訪れた際にその税の重さに驚き、「こんな国に生まれなくて良かった。」と安堵し、また別の旅人はその税の有意義な活用に感心し、「こんな国に生まれたかった。」と嫉妬しました。

風当たりも強いですが、2人の大臣は今日も汗水流して国の為に働きます。
税収は増えましたが、予算としてはまだまだ赤字です。

END

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