
花粉症に効く健康の知恵11選と個人的ベスト3
花粉症シーズンの開幕がそろそろ近づいてきました!
(私はすでに鼻がムズムズしていますが…)
本格的な花粉シーズン到来の前に
いろいろな論文やサイトを調べて見つけた花粉症に効く健康の知恵を
まとめてご紹介しようと思います!
これを見るだけで
今年の花粉症が少し楽になる!(かも?)
それでは、
花粉症対策10選から見ていきましょう!
花粉症対策10選
まずは、花粉症に効果的な対策を10個まとめてご紹介します。
マスク・メガネの着用
鼻ワセリン
家に入る前に服の表面を払う
花粉シーズン前から薬を飲む
窓やドアはなるべく閉める
べにふうき茶を飲む
ルイボスティを飲む
紫蘇を食べる
ヨーグルトを食べる
睡眠時間を確保する
じゃばらの摂取
もう少し詳しく解説していきますね!
1.マスク・メガネの着用
マスクの防御効果は7割ほどある!¹⁾
との研究がよく引用されていますが、
裏を返せば3割ほどは花粉が侵入するということです。
また、
研究なので完璧にマスクを着用した場合という点に
注意が必要です。
実際に、
市販のマスクを使用した研究では
上記の研究程の効果が得られなかったとの報告もあります。²)
個人的には、
マスク無しの無防備な状態よりもマスクをしている方が
守られている気がします。
(ピーク時にマスクしないとか絶対に無理!って感じです)
ただ、
マスクをしていても鼻水もくしゃみも止まりません。
隙間から少しでも入ってくると反応してしまうのでしょう。
なので、
無いよりは、あった方がいい。
程度の予防効果でしょうか。
ちなみに、
いろいろなマスクの形状がありますが、
立体型のマスクが一番予防効果があるようです!
2.鼻ワセリン
個人的にここ最近で一番効果を実感している方法が
この鼻ワセリンです!
鼻の穴の中や周りにワセリンを塗る方法で、
ギリスの国営医療サービス事業(National Health Service, NHS)でも
対策の1つとして紹介されています。³⁾
注意点としては、
・白色ワセリンを使うこと
・塗り過ぎに注意すること(ワセリンが原因で肺炎になることも)
・定期的に鼻をかんで、塗り直すこと(4時間~半日に1回程度)
があります。
個人的には、
ドラッグストアなどで安価に手に入る上に
症状が抑えられたり、鼻腔内の出血やガビガビになる感じも
和らぐ感じで、とても重宝しています!
3.家に入る前に服の表面を払う
これは定番の方法ですが、
日本の厚生労働省だけでなく、先ほど登場した
イギリスの公営医療サービス事業でも紹介されています。
家に入る前にササッと表面を払ったり
コロコロ(粘着テープ)で表面を掃除することで
家の中に花粉を持ち込ませない効果が期待できます。
また、
花粉の時期に着る服の素材も重要です。
ウールなどの繊維は花粉が絡みやすく取れにくいので、
表面がサラッとした素材がオススメされています。
個人的には、
やらないよりは、やった方が多少いいかな?
というような印象です。
4.花粉シーズン前から薬を飲む
花粉症対策の定番と言えば服薬ですが、
症状が出始める前から服用することがオススメです!⁴⁾⁵⁾
花粉症はヒスタミンという成分が
細胞にくっつくことで症状が出ます。
イス取りゲームをイメージしてください!
空いているイスにヒスタミンが座ると
症状が出てしまいます。
ヒスタミンが座る前に
お薬がイスに先にイスに座ることで
症状が出るのを抑えてくれます!
(イメージ出来ました??)
そのため、
花粉症のお薬は花粉が飛び始める前に飲むのが
オススメです!
5.窓やドアはなるべく閉める
感染症対策には効果のある換気ですが、
花粉症対策としては、
なるべく閉めておくことが重要になります。
特に家の中にいても症状がでる方は
なるべく家の中に花粉を入れない!
と言うことが大事になります。
とは言え、
気を付けていてもどこからともなく
花粉は入ってきます。
ちなみに、
室内の花粉対策として使われる
空気清浄機ですが、
使わない時と比べて約半分程度は
床などに花粉が落ちなくなりますが、
空気清浄機自体が出す気流によって
より室内まで花粉が侵入してしまうとの
研究があります。⁶⁾⁷⁾
6.べにふうき茶を飲む
べにふうき茶は
有効成分である『メチル化カテキン』を多く含む
緑茶として有名です。
いくつかの研究を調べると
メチル化カテキンを1日17mg程度摂取すると
薬剤使用量が有意に低下しはじめ、
1日44.7mg摂取すると、
目や鼻の症状が有意に改善されることがわかりました。
べにふうき茶に含まれるメチル化カテキンは
100gあたり、1000~1800mg程度となっています。
1日44.7mg摂取する研究は1日2回(1回1.5g)摂取した合計値なので、
1回あたり22.35mgとなり、1gあたり約15mgです。
つまり、
100gあたり1500mgのメチル化カテキンを含む
べにふうき粉末茶を1回1.5gを1日2回飲めば
目や鼻の症状にまで効果が期待できそうです!
ちなみに、
茶葉からメチル化カテキンを効果的に抽出するには
少し時間とコツが必要なので、
茶葉を丸ごと摂取できる粉末茶がオススメです!
私もべにふうき茶を買ってみたので、
今年はこれを試してみようと思っています!
7.ルイボスティを飲む
ルイボスティは言わずと知れた健康茶ですが、
花粉症にも効果があるのでは?
と研究が進められています。
ルイボスティには
ポリフェノールやSOD酵素などが含まれています。
特にポリフェノールの1種である
フラボノイド(ケルセチン、ルテオリン、クリソエリオール)が
アレルギーの原因となる肥満細胞からの炎症性物質の放出(脱顆粒)を
抑制することが分かりました。
ただ、
ルイボスティをどの程度飲めば
花粉症に効果があるのかという明確な研究は
見つけられませんでした。
私自身、
仕事中にルイボスティを飲みますが
花粉症に効いている実感はあまりありません。
ただし、
上手に煮出すことによってポリフェノールを
たくさん抽出できるとのサイトもあるので、
抽出の仕方によっては効果が変わるかもしれません。
8.紫蘇を食べる
お刺身などに付いてくる緑色の葉っぱのアレ。
実は、ポリフェノールの宝庫だって知っていましたか??
しかも、
良質の油であるαリノレン酸も含まれているんです!
そのポリフェノールとαリノレン酸が
花粉症に効くことがわかっています。⁸⁾
ついつい捨ててしまいがちな紫蘇ですが、
とんでもなく凄いパワーを持っています!
ただし、
紫蘇を1枚食べたところで大した量にならないのも
また事実…
花粉症などのアレルギー性鼻炎に対する効果を
求めるのであれば、
1日に20~30枚程度、摂取する必要があります。
(1枚でも食べにくいのに、20~30枚も食べるなんて…)
今後、サプリメントやジュースなどでも
効果が認められると続けやすくなりそうですね。
9.ヨーグルトを食べる
『ヨーグルトなどで乳酸菌を摂取すると
腸内環境が整って免疫力が上がるよ!!』
みたいな文言をよく目にしますが、
これは半分正解で半分不正解です。
乳酸菌とひとくくりにしてしまいますが、
めっちゃ種類がたくさんあるんですよ!
なので、
免疫を上げてくれる乳酸菌株を摂取すれば
免疫は上がるし、
花粉症に効く乳酸菌を摂取すれば
花粉症に対する効果が期待できます!
どんな乳酸菌を摂取してもいいわけじゃないんですよね。
そして、
効果のある乳酸菌を摂取したからといって
即効性はあまりないので、
早くても1ヶ月くらいは続ける必要があります。
そして、
花粉症に効く乳酸菌の研究では
1回100gのヨーグルトを1日2回、計200g摂取した結果
というものがあります。
指定の乳酸菌をそれだけの量を毎日食べ続けるのは
これもまた大変…
それでも、
花粉症に効く乳酸菌株が見つかっていることも
事実なので、見つけた際は試してみるのもありかもしれません!
ちなみに、
花粉症に効く乳酸菌株は、BB536株です!⁹⁾¹⁰⁾
10.睡眠時間を確保する
寝不足は注意力や判断能力の低下だけでなく、
風邪の発症や花粉症にまで影響を及ぼします。
みなさんは、1日何時間くらい寝ていますか?
年齢や個人差もありますが、
1つの目安として8時間前後の睡眠が必要と言われています。¹¹⁾
6時間以下の睡眠が2週間続くと丸2日徹夜した状態と同じくらいの状態
と言われています。
そのような状態では、
全身の免疫反応が正常に働かなくなり、
風邪や花粉症などのアレルギー症状を悪化させることに繋がります。
実際に私も、
睡眠時間を確保するようになってから
花粉症の症状が、かなり楽になりました!
(他の対策も組み合わせているので、あくまでも個人の感想です)
睡眠時間の確保は花粉症以外にも
多くのメリットがあるので、
ぜひ睡眠習慣を見直してみてください!
11.じゃばらの摂取
最近話題の『じゃばら』という柑橘類をご存知ですか?
邪気が逃げていく程スッパイということで命名されたと
言われています。¹²⁾
そんなじゃばらですが、
ナリルチンという成分が花粉症などのアレルギー症状に効く
として全国的に話題になりました。
じゃばらやナリルチンに関する研究も進められており、
効果にややばらつきはあるものの、
全体的に改善が認められています!
いくつかの研究を見てみましたが、
サプリのようにして摂取するよりも、
果汁を摂取する研究の方がより効果がありました。¹³⁾
最近では、
じゃばら果汁もネットなどで購入ができるようになってきたので、
果汁やじゃばらそのものを買って、摂取すると効果が期待できそうです。
まとめ
ここまで、
花粉症に効果があるとされている対策を紹介してきました。
その中には、
論文ベースで効果が認められているもの、
効果が認められていないもの、
さらなる検証が必要なものがありました。
現代の医療においては
お薬の服用が最適解とされていますが、
今回ご紹介した方法を組み合わせることによって
より効果が得られる可能性があります。
注意点ですが、
お薬も合う合わないがあるように、
効果が認められたものでも30%~70%の人に対してでした。
裏を返せば、
70%~30%の人には効かなかったということになります。
(これが、補完医療として認められない原因かもしれません)
なので、
取り入れやすい対策から試したり、
複数の対策を組み合わせながら、
ご自身に合う方法を見つけてみてください!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
いかがだったでしょうか?
これからも、
健康の知恵として使えることを
研究論文をベースに解説していきますので、
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ここからは
これまで書いてきた中から
特に効果を感じた個人的ベスト3です!
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