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生活習慣の次に大事なこと

前回、ボケない脳をつくるには6つの生活習慣が大切という話を書きました
(↓詳しくはこちら↓)
https://note.com/kurage_brain/n/n42c641b44011

今回は生活習慣の次に大事なことについて書いていこうと思います。


次に大事なのは社会的関係


6つの生活習慣は個人でできて、ボケない脳をつくる土台となる項目です。
その土台の上に乗っかるのは、『社会関係・人間関係』です!

なぜ大事かと言うと、『孤独・孤立』が原因で脳に悪影響がもたらされるからです。

人間は集団生活をすることで生き延びている生き物です。
人間はもとよりすべての社会的動物は、このシステムから外れてしまうと健康を害し、体や行動に様々な悪影響がでることが分かっています。

長期的な社会的孤立はストレスとなり、炎症が増えて免疫システムが弱くなったり、タキキニンというホルモンが分泌され、ひどい妄想や過剰なイライラ、恐怖などを感じやすくなったり、脳の構造をも変えてしまう影響力を持っています。

そのため、孤独は認知症のリスク要因の1つとして数えられています

ここで注意点!

ここで2つ注意が必要です。
まず1つ目は、孤独・孤立と1人時間を持つことは違います。
人間には1人時間も大切です。孤独との違いは、『繋がりがあるかどうか』です。
今日は1人時間、今日は誰かと一緒。そうやって選べる安心感があることが大切です。

そして2つ目は、SNSは繋がりに含まれないという点です。
スマホで世界中の人と繋がれる時代ですが、残念ながら私たちの脳はそれを正しく認識できるほど進化していません。
脳が人との繋がりを認識できるのは、やはりリアルの繋がりです!
いくらSNSで何万人と繋がっていようが、リアルの繋がりがないと脳は孤独や孤立を感じてしまいます。

社会的繋がりが脳にどんないい影響を与えるのか


良好な社会的繋がりは認知機能の低下を予防したり、思考能力の維持に繋がることが分かっています。

しかも、年齢に関係なく良好な社会的繋がりが続けば生涯にわたり効果が続きます!

良好な社会的繋がりをつくるポイントは、
楽しいと思える人間関係や社会活動に焦点を絞る
・少なくとも1人は信頼できる友人をつくる
・週に1回など定期的に会ったり連絡を取る
様々な年齢層の人と交流する
・これまでと違う新たな人間関係を築いたり、社会団体に参加する  です

脳は太字にした刺激が大好物です!

ぜひ、良好な社会的繋がりをつくる参考にしてみてください!

「わかってるけど…」
「そりゃそうだろうけど…」
「よく言われてることじゃん…」
そんな声が聞こえてきそうなのですね。

正直、いきなり「はい、これを参考にいい社会的繋がりをつくってください!」って言われてもハードルが高すぎると感じる人の方が多いと思います。
私もそうです。

だから、まずは生活習慣を整えることから始めて欲しいのです!
運動・睡眠・食生活・口腔ケア・排泄・ストレス対応の生活習慣は良好な関係を築くために必要なことが詰まっています!
その土台ができた上に、社会的・人間関係を築いていくと崩れにくい上に近道にもなります。

他のことも同じですが、いきなり全部やろうとしなくても大丈夫です!
自分が「やりやすい、楽しい」と思えることから始めてみてください!

では、今日はこのへんで

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