場所を変えることの力
斉藤和義さんのライブまで、時間があったので入ったカフェ。
「うのまち珈琲店」
以前、他店舗に友達と入って、いい雰囲気だったことを思い出し、
岡山市民会館の近くにもあるのを知って、行ってみることにしました。
コンセントもあるし、諸々しやすいなぁとか、
隣が紀伊國屋書店なので、本買って、ここでのんびり読んでもいいなぁとか、
店内にも自由に読める本が置いてあったので、店内の本を読みながらのんびり過ごすのもいいなぁとか、
いろんな妄想が広がる。
クリームソーダが飲みたくて、オーダーした。
初めて飲んだのは、小学校の頃。
近所のレストランだったなーと懐かしいなぁと。
どこの席がいいかなぁと、お店の端っこの窓際の席を選んで座る。
コンセントがある壁側の席も良いのだけれど、今日は外の景色を見たい気分だった。
外の景色、人の流れ、ビル、隣の郵便局で働いてる人たち、店のおしゃれな電灯などの
目に映るものを一つ一つ認識してみたり
話し声、食器同士の当たる音、店内の音楽に耳を傾けてみたり
着ている服の感覚、机に触れる手や肘の感覚、椅子の座り心地を感じてみたり
どんな匂いかな・・・どんな味かな・・・と嗅覚や味覚を感じてみたり
一つ一つの感覚で認識できるものしばらく味わってみた。
私の場合は、若い女の子のグループの笑い声は、なんとなく苦手意識がある感じ。
多分、賑やかだったので、静かに過ごしたい私はそう感じたんだと思う。
少し年齢の高い女性のグループの話し声は、なんだか落ち着く感じでした。
どっちがいいとか悪いとかではなくて、今日の自分の感じはこうだということ。
カトラリーがお皿に当たる音はなんだか心地よかったり、
人の流れを眺めるのが楽しかったり
意外な発見だったなぁと。
その後、自分の諸々の用事をしていましたが、
気づいたら、隣の席にいた方が、いなくなっていたっていうくらい、集中する時間を過ごしてました。
いつ帰ったのだろう・・・気づかなかった。
最近は、家はどちらかというとリラックスして過ごすことが多いので、用事を片付けようとすると、なかなか捗らないことがあって。
そういう時は、場所を変えるってすごい効果なんだなと、今回のカフェで感じました。
ただこれも、やっぱり好みで、
カフェで用事をすることが、「いい感じ」や「心地いい」ではない人だっているし
場所によっては全く落ち着かないこともあるんだろうな。
やってみてわかること。
感じていることをちゃんと認識してみてわかること。
「素敵なカフェで用事をしている私」という自分に酔うような態度だったら、わからないことだったなと、身体を感じていて思った。
あぁ、身体を感じることって、自分の本来の心地よさをちゃんと感じられるものなのかもしれないな。
ついつい長居をしてしまった。
ホント、心地よいカフェでした。
なかなか行くことのない場所なのだけど、機会があったらまた寄りたいな。