恩師の教え
専門学校時代にお世話になった、学年主任の先生の話。
この先生は、私が就職して2年目の時に、心臓発作で亡くなってしまったのだけれど
今の私を作ってくださった方の一人だと思っている。
私の通っていた専門学校は、保育のこともするけれど、ビジネスマナーというものにも特化していた学校だった。
学年主任は、一般企業を出て、うちの専門学校に入社した方だったので、保育というより、ビジネスマナーや一般常識の方を教えてもらった記憶の方が多い。
例えの中に、ガンダムの話を出してきて、当時、身の回りにガンダムマニアの多かった私は、とても楽しく話を聞くことができたり、周りの友達に解説したりしつつ。。。
その中で、就職対策での面接練習。
学年主任が常々言われていたことは、
「どんな話題からでも、保育に関連づけて話ができるようになるといい」
ニュースを見て、こういうニュースを聞いたのだけれど、こんなふうに思って、こんなふうに保育に取り入れていきたいと思ったとか、保育でもこんなふうに考えて取り組んでいきたいとか
社会情勢であっても、芸能人の話題であっても、いろんなところから自分の考えを持って、保育に関連づけていくという作業を常にするようになっていた。
結果、面接というものがあまり怖くなくなった。
ただ、
「それは、相手がどう受け取るかだなぁ。博打みたいな話だなぁ。相手を選んで話題にするといい。」
と言われることも多々あり、難しいなぁと思いつつも、面白さも感じていた。
その癖がついていたからか、学んだことを自分の現場に置き換えて考える癖は今でも残っていると思う。
違う分野で学んだことも、保育に取り入れてやってみたり、自分の受け持っている年齢に合うように工夫したりすることもある。
もちろん、うまく行かないことの連続だったりもするのだけれど。。。
恩師から教わったこと。就職活動の間、ずっとやり続けたからこそ身に付いて、今でもそういう視点を持つことができているんじゃないかなと思う。
もう直接お礼をいうことはできないけど、思い出したら「ありがとう」といつも思う。