世界観ビジネス
「世界観ビジネス」、小生が、この言葉を初めて聞いたのは、10年前くらいで、その例として、「機動戦士ガンダム」が挙げられていました。ぐぐっても、でてきません。「ガンダムビジネス」と言われているみたいです。
スマイルカーブというビジネス用語があります。材料から、アフターサービスまで、上流から、下流までを横軸にとって、利益を横軸にとると、放物線のようになるというのです。つまり、材料と、アフターサービスしか儲からないという半導体産業の構造に関して、提案されたモデルなのですが、色々な産業にも、応用が効くようです。あまり利益がでないのが、組み立て工程で、そこを、ファブレスの台湾企業がやりますという、ちょっと自虐的な説明があったかと思います。バンダイが、たまごっちで、大ヒットを飛ばした時、品薄状態を打開するために、新しい工場建設に投資をしました。工場が完成した時、そのブームが去り、たくさんの在庫の山が残ったといいます。会社そのものが傾く危機が訪れました。そこから、バンダイは、色々なことを学んだように思います。ブームを意図的に作り出して、安定生産に結びつける。ファブレス。そして、アフターサービスに力をいれる。プロモーション。日曜の朝は、バンダイの独壇場で、商品開発会議を経た「仮面ライダー」が、放送されています。そして、ベルトだけでなく、メダルや、カードの価値を創造しているのです。そこに、「世界観ビジネス」があります。プラモデルを売るのではなく、宇宙世紀という架空の歴史、世界観を売るのです(そのための時代考証係が、バンダイには、います。正確には、バンダイナムコホールディングスですが。
犬型セラピー?!ロボット?パトランも、この世界観の構築にとりくんでいます(https://www.instagram.com/patoran_mirai/)。
安定な利益を出すために。