40歳過ぎでガンになったかもしれない。生き方を変えるサイン。
重苦しいタイトルですまない。40歳を過ぎて、健康診断で初めて「要精密検査」が出た。そして、もしかしたら、ガンかもしれない。まだ、未確定だが可能性は高い。
実は、健康診断の結果は4ヶ月ほど前に出ていたのだが、よく見ていなかったので「要検査」が出ていることに気づいていなかった。
気づいたきっかけは、昨日、経理の人から送られてきた社内チャットの個別メッセージ。
お疲れ様です。
産業医の先生が健康診断結果を確認した際に、
倉ヶ崎さんの結果を見て要受診とのことです。
すでにどこかの病院で受診済みであれば良いのですが
まだの場合は受診をお願いします。
え、え、、なんか健康診断の結果に出てたっけ?
わざわざこんなメッセージを産業医の人が伝えてくるということは、なんかあったんだろう。カイジの「ざわざわ…」シーンが脳裏に浮かぶ…
最近は在宅でリモートワークが多いのだが、この日は出社していたので、すぐに経理のところへ向かい、健康診断の結果を見せてもらった。
すると、そこには赤いハンコが押され「要検査」の文字があった。
なんでこんなの見逃してたんだろう…
「要検査」なんて無縁だと思ってたのに…
30代の頃に、40代の先輩が
「40過ぎると、いろいろ出てくるぞ〜。いまのうちに気をつけとかないと、そのうち要検査とか出てくるぞ〜。」
と言っていたのを、話半分で聞き流して、これまで要検査なんて無縁だと思って過ごしてきたが、ついに自分にも宣告が来てしまった。
詳細を確認してみると、
[ brownish area ] [D2] 食道中部
と書かれていた。
[D2]は「要精密検査」の意味であることが、その紙面上でわかった。
しかし、なんだ、この[ brownish area ] の意味は?
気になったので、即ググる。
「brownish area 食道」
すると、検索結果に出てきたのは、
食道ガン関係のページが並んでいた…
毎年、健康診断を受けて、胃カメラを飲むようにしているのだが、胃カメラの先にある白色光で見る検査だけでなく、「NBI」とかいうちょっと違う光線を当てて検査ができる機械があり、その光で見ると、病変している箇所が見つかりやすいらしい。そんなことが把握できるぐらい調べた。
健康診断の結果に「食道がんの可能性あり」なんて書いてしまうとテンパるだろうから、わかりにくいように気を使って[ brownish area ]と書いてくれているのだろう。
しかし、健康診断から既に5ヶ月が経っている。要検査と気づかずに、何の生活改善もなくヘラヘラと飲み食いしてきてしまった…
「まぁ、だいじょうぶだろう」と思う自分と
「いや、もしかしたら…」と思う自分がいる。
子どもたちも、大きくなって独り立ちするまでには、まだ時間がかかる。いろいろ考えたら、朝の通勤時に目から水が出そうになったので、妄想を断ち切った。
明日の朝、病院に行くが、今の心境を書いて残しておこうと思って、久しぶりにnoteを書いている。こういうことになると、なぜだか書きたくなる。書いて文字として外在化させて、気持ちを整理しているのかもしれない。
自分の手元にすでにあった点と点がつながる
そういえば、少し不思議な巡り合わせのようなことがあった。
病院を探す際、西洋医学バリバリではなく、漢方や鍼灸のような東洋医学も学んでいるホリスティックな病院はないだろうかと思い、探してみたら、実は割と近所にそういったクリニックがあることがわかった。
そこの院長先生は、外科医として長年、がんの手術をやってきて、緩和医療や救急医療も経験した上で、西洋医学に加えて、食事や代替療法も含めた統合医療(ホリスティック)をしているようで、プロフィールページに「遺伝子スイッチをオンにする」というフレーズがあった。
なんだか聞き覚えがあるフレーズだと思ったら、毎月980円払って読み放題の「Kindle Unlimited」で、いろいろ読もうと思ってダウンロードして、まだ読んでいなかった本の1つ「生命の暗号」という書籍の表紙に、そのフレーズがあった。
「あなたの遺伝子が目覚めるとき」
京都大学の大学院博士課程を修了し、現在は筑波大学の名誉教授でもあり、長年、遺伝子研究を続けられてきた村上和雄さんの著書で(御年86歳)、
・遺伝子にはON/OFFの作用がある
・よい遺伝子をONにして、悪い遺伝子をOFFにすれば、人は変わる
・遺伝子をONにする方法を本に書いた
となれば、気になるよね。
なによ、遺伝子をONにする方法って!
実は、この本に出会ったきっかけは、個人的に2年前ぐらいから急激にファン熱が自分の中で高まったSPEEDの島袋寛子さん。(なんでファン熱が高まったか?は、また後日、語りたい。)
「え、ちょっと、話が見えない… 」となっていると思うが、まぁ待て。
最近、島袋寛子が「hiro」名義で8年半ぶりに出した新しいアルバム「0(ゼロ)」の2曲目に「Something Great」という曲がある。(よかったらSpotifyで聴いてみて)
「サムシンググレート」というワードは、よくスピリチュアルの世界で出てくる単語でもある。「宇宙」と呼んだりもするかな。言い方を変えると「天」とか「お天道様」とか「神様」とかになるし、仏教だと「空(くう)」と言ったりもする。色即是空の「空」だ。
なんか、でっかい自然を目の前にすると、その偉大さ雄大さに畏怖しながら、なにかとんでもなくでっかい存在を感じる、アレをサムシンググレートと呼んでいるんだと思う。(まだ読んでないから推測)
超絶カシコイ村上教授が、長年、遺伝子の研究を続けてきたら、その先に見つけたのが「サムシンググレート」だったのだと言う。
さきほどの著書「生命の暗号」の書籍紹介文には下記の記載がある。
遺伝子工学の世界的権威で本書の著者である村上和雄先生は言います。
「今、人類はその全知能をかけて遺伝子を読み取ろうとしている。私は、遺伝子の暗号を読んでいて、その精緻な働きに驚嘆した。しかし、もっとすごいことに気がついた。それは暗号を書いたものが存在するということだ!
先生はその存在をサムシング・グレートと呼んでいます。
研究してたら「なんかわからんけど、すんごいグレートな存在がおるぞ!」と気づいたらしいです。
村上教授も、京セラの稲盛さんも、元SONYの土井さん=天外伺朗さんも、最終的には、心の世界、見えないけれど偉大な存在を感じて、そこなくしては心からの幸せはない、という結論に至っているようなので、
最終的には、みんなその境地に行くんだったら凡人は、そういった天才的な先人がたどり着いた結論を、ありがたーく学ばせていただくのがいいんじゃないかな、と個人的には思っている次第です。
そろそろ僕も、遺伝子スイッチをONにするときが来たのかもしれません。
「食道がん」になっている可能性が高い、という事実に少なからずショックを受け、「死」への距離の近さを感じながらも、
あぁ、やっとこれで真剣に、自分の体や食生活を見直すことができる、と思っているフシもあります。
リモートワークが続き、年始から続けていた運動も最近サボりがちで、気づけば体重は過去最高を更新。
いかんなぁと思っていたところに、この衝撃的なハンマーで頭をガコーンとやられて、目が覚めたような気分です。
「ええかげんに、ちゃんとせなあかんで〜」
と神様に言われてるんだろなー、と。
生き方を変えるサイン
がんに関して、Amazonの中を散策していたら、こんな本を見つけまして、
書籍紹介文には下記の記載が。
もっとも重要なのは生活習慣の改善だ。
がんに克つ5つの生活習慣
1 良眠生活「睡眠中こそが細胞や組織を修復する時間帯」
2 良食生活「がん体質を変えるための食生活にスイッチ」
3 加温生活「リンパ球は体温1%上がると活性力40%増」
4 運動生活「がんが嫌う酸素を体内に効率的に取り込む」
5 微笑生活「実証された笑いの作用でNK細胞の活性化」
こそが、免疫力を強化し、再発しない身体をつくると説く。
著者である船戸医師は、ご自身も腎臓がんになり、その治療と再発防止策をいろいろと試し、至った結論が上記の内容。
がんを切除しても、生活習慣・生き方を変えていなければ、再発してしまう。
つまり、がんは「生き方を変えなさいよ」というサインなんだな、と受け取りました。
この書籍のレビューにも、こんな記載があった。
過去に蓋して未来を見据えず、癌を敵視し闘う精神よりも、「ガンちゃん、ゴメンね、ありがとう!」と、自分の偏った思考や生き方、不養生の身代わりになってくれた分身であるがんちゃんに謝り、がんちゃんを可愛がる「愛癌精神」こそ大切なのです。
どんなに優れた名医も、患者に備わる自然治療力には到底敵いません!
なるほど、これは「恐れて敵視するもの」ではなく「ギフト」として受け取って、自分の生活習慣・食生活・生き方を真剣に見直すのが良さそうだ。
食道がんは、飲酒・アルコールにも強く起因すると書いてあったので、部屋に常備していた焼酎は、まだ半分以上あったけど、キッチンにドボドボと流した。過去の怠惰な生活習慣もいっしょに流せたような気分。
今回の件、ヨメに伝えるべきか?少し悩んだけど、伝えました。
まだ、わからんけど、確定じゃないけど、食道がんの可能性がある、と。
自分が逆の立場だったら、心配をかけたくない気持ちもわかるけど、言ってほしいな、共有してほしいな、そういうものこそ、一緒に乗り越えたいな、と思ったので、伝えました。
ヨメは「え〜、えらいこっちゃ~」と言いながらも、「ま、だいじょうぶやろ」と割と落ち着いてました。「はよ、検査いってな〜」と言いながら。
さて、再検査の結果はどうなるのか?
健康診断から5ヶ月たって、どうなっているのか?
また後日。