7月の本
●いとしいたべもの 森下典子
できたてオムライスにケチャップをかける鮮やかな一瞬、あつあつの鯛焼きの香ばしい香り・・・ひと口食べた瞬間、心の片隅に眠っていた懐かしい思い出が蘇るーだれもが覚えのある体験を、ユーモアに満ちた視点と、心あたたまる絵でお届けする。23品のおいしいエッセイ集。可笑しくて、ちょっと泣ける、味の記憶を召し上がれ。
表紙がまずおいしそうな本。
中の挿絵ももちろんおいしそうです。
読んでいるとどれもこれも味や食感を思い出してお腹が空いてきます。
カステラって食べ過ぎたら危ないのね。
●定年オヤジ改造計画 宇垣美雨
大手石油会社を定年退職した庄司常雄。悠々自適の老後を夢見ていたが、良妻賢母だった妻は「夫源病」を患い、娘からは「アンタ」呼ばわり。気が付けば、暇と孤独だけが友達に。そんなある日、共働きの息子夫婦から孫二人の保育園のお迎えを頼まれ・・・。崖っぷちオヤジ、人生初の子守を通じて離婚回避&家族再生に挑む!長寿時代を生き抜くヒントが詰まった「定年小説」の傑作。
ママからのおさがり本。
自分では絶対選ばないタイプの本だったけど読んでみたらとても面白かったです。
年取ったからかしら。
6月の本で紹介した「君が夏を走らせる」の大田くんとは正反対に、子どもの世話もろくにできない定年オヤジ。定年まで家族の為にと思って勤め上げたのに、家庭に関しての考え方は古いまま、これを最新の情報にアップデートさせるって大変なことだよなぁ。
でも長年そうやって刷り込まれて生きてきたんだから仕方ないことでもあるんだよね。
結局政府が悪かったんか。
初めて読んだ作家さんでしたが読みやすかったのでまた読んでみたいです。
7月は2冊でした。
8月は色々忙しくて読みかけだらけになってしまいました。
9月は落ち着いて読み終えたいです。