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暮らしと環境のつながり:アロマ

【自然との共生を考える—私たちの暮らしと環境のつながり】

山小屋での生活から学んだ自然の力

私は幼い頃から、家族とともに山小屋で夏休みや冬休みを過ごしてきました。その山小屋は、民家もなく、周囲は自然に囲まれ、上下水道もなくガスもない環境でした。唯一のライフラインは電気だけ。飲用水は近くの湧き水を汲みにいき、生活用水は山水を使い、トイレは汲み取り式でその他のすべての排水は谷へと流れます。この環境での生活は、私にとって「自然とともに生きる」ことを学ぶ貴重な体験でした。

子どもながらに感じたことは、生活排水がどこに流れるかを意識し、強い薬剤を使うことが自然に大きな影響を与えるということでした。山小屋では、排水が直に自然へと戻るため、強い洗剤や化学薬品を使うことが草木を枯らす原因になることが分かっていました。この経験は、私が環境に対する意識を高め、自然に優しい選択をする大切さを教えてくれました。

環境への意識を育む田舎暮らし

成人してから、都市生活の中で自然について考える機会は減りましたが、それでもなるべく環境に配慮した選択を心掛けていました。ペットボトルや食品トレイのリサイクル、優しい洗剤を選ぶことなど、小さな行動を続けてきました。

その後、結婚し、家族で田舎暮らしを選びました。自宅には井戸水が湧き、お風呂は薪で沸かすという環境での生活を通じて、再び自然とのつながりを強く感じるようになりました。ここでの生活は、私の環境への意識をさらに高め、洗剤や生活用品の選び方にも大きな変化をもたらしました。私は、重曹やクエン酸、固形石鹸、アクリルタワシなど、自然に優しい素材で汚れを落とすことを心掛け、なるべく強い化学薬品を使わない生活を意識するようになりました。

自然治癒力と日常のつながり

私たちは時に、自然とのつながりを忘れてしまうことがあります。しかし、一歩外に出れば、そこには豊かな自然が広がり、私たちはその恩恵を日々受けながら暮らしています。アロマの芳香や自然の食事が、私たちの心や体に優しく働きかけ、私たちが忘れがちな「自然とともにある」ことを思い出させてくれます。

自然を大切にする暮らしの提案

日常で使う洗剤にも意識を向け、環境に優しいものを選んでみませんか?香害と言われるほど強い香りではなく、自然の優しい香りで生活を満たしてみるのです。手作りの石鹸や柔軟剤の活用もおすすめです。無香料の自然派洗剤や柔軟剤に、少量のアロマオイルを加えることで、自然な芳香と抗菌効果が得られ、肌にも環境にも優しい生活が実現できます。

私は、これからもアロマの精油を活用した製品作りや、環境に優しい暮らしの提案を通じて、自然の力を大切にしたいと考えています。精油の優しい香りがもたらす癒しと、自然との共生を感じながら、私たちの生活をより豊かにするお手伝いをしていきたいと思います。

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