くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第335回 「Twitterに過剰反応しないためにも感覚統合療法は必要!?自分の手で何かを作る大切さ」ってお話
登場人物
過去記事マガジンも作ってます
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[く] こんばんは。くらげです。
[寺] こんばんは。寺島です。
[く] 年明けから何気にずっと体調が悪くてnoteに取り掛かれる気力と体力がなくって大変遅れております。申し訳ありません。
[寺] 1月に入ってから全く更新できていませんね。今月もあとわずかなので頑張っていきましょう。といって、私も余裕が全くないのですが…。
[く] 15年ぶりに青年誌に連載を持つということですごく大変そうでしたよね。先ほど情報解禁したようですが。おめでとうございます!
[寺] ありがとうございます。「週刊漫画TIMES」2月3日号からシリーズ連載という形でやらせていただくことになりました。くらげさんのご紹介通り青年誌では15年ぶり、紙の雑誌では10年ぶりの登場となります。この7等身のキャラの時はひろせみほという名前でやってるんで、こういうかんじの絵柄が好きな方は、過去作品もぜひよろしくお願いします。
[く] 今後は青年誌中心に活動していく感じですかね?
[寺] プロモーションがありますからね…ひろせみほとしての露出は増えると思います。でも、寺島ヒロ名義の仕事もこれまで通りやっていきますので、見えるところはそんなに変わらないかも。実はデザインの仕事を今年はまだ全然入れてないんですよ。ここで調節しようと思ってます。
[く] スケジュール破綻しないように頑張ってください。ボクが言うのもなんですが(笑)
[寺] それですよねえ…。子ども関係で不測の事態が起らなければまあ大丈夫だと思いますよ。あとは体調かなあ…。わたし真冬の2週間と、梅雨から残暑の4ヶ月間はいつもヘロヘロですからね。
[く] 長い!(笑)しかし、体調は如何ともしがたい部分がありますよね。ボクもここ2ヶ月ほど熱や咳が出ては検査に行こうとすると下がる、という事が続いていて。検査をしても何ともないのでどうしたものかと。
[寺] せっかちで中途半端な状態が嫌なんですね〜。わかるわかる。今にコロナ陽性と言われた方がスッキリして良いとか言い出しそうですね。
[く] それはさすがに嫌です(笑)コロナといえば、ここのところますます感染者が増えているようで知人も何人も感染しています。なので、「大変だ大変だ」となっていて気になるとどうすればいいんだろうみたいなせわしなさはありますね。
[寺] 平仮名多すぎです!どんだけわちゃわちゃしてるんですか(笑)
[く] すみません。でも、自分の内面をよく表してるような気もしますのでこのまま置いておきます。免疫回避力の強いオミクロン株の派生型XBB.1.5ですが、国内でも感染者が見つかったらしいですね。第8波では感染者数は減っているのに死亡者数が増えているという話もありますし。
[寺] 不気味ですよね。何かを見落としてるんじゃないかと考えてしまいます。しかし、「マスクをちゃんとする」「手洗い・うがいを徹底する」「三密を避ける」という基本は全く変わっていませんし、「これをやったら感染しない」ということはないですよね。油断せず、出来ることを粛々とやっていくしかありませんね。それにしても、本当にくらげさんは周りに何かあるとそわそわして仕方がないんですね。
[く] そうなんですよねぇ…。昨年もウクライナとの戦争だとかなんとかで世界が揺れ動く度にそっちに気を取られて目の前のことがおろそかになったことが何回あったことか…。それで損してるのは結局自分なんですよね(笑)
[寺] それが分かってるならなんとかしましょうよ(笑)
[く] 今年はできるだけ「この無駄に騒がしい世の中で大変屋にならない」という目標はありますが…。
[寺] それは簡単な言葉で言うと、「気になり始めたら止まらない」ということなのかなぁ…。自分の関心事が一大事になるのは誰にでもあることだとは思いますが、他人にも重大だと分かってほしいという欲求が人一倍強いのかもですねぇ。
[く] まぁ、「自分にとって大切なこと」が別に他人にとって大切なことではないのは分かってるんですけどね。ただ「こんな大変なことがある」というのは知ってほしいという気持ちは強いですけど。
[寺] 社会的に価値のある情報かどうかの精査が足りてないんじゃないかなあ…。
[く] まあ、ネットの海に放流してから、どれだけ反応があったかで測っている感はありますね。
[寺] 心の中心が変わりやすいということと、自分が関心のあることに社会全体が目を向けてほしいと思うことは別にいいじゃんと思うのですが、問題は、「大変だ!」が起こる頻度と、その時の他人への圧が凄すぎて「こいつまたなんか騒いでる」となって、かえって無視されがちということなんじゃないですかね。
[く] 身も蓋もないですね(笑)そんなに圧が強い自覚はないんですが。むしろ、大人しめだと思っています
[寺] 大人しめ…?
[く] じゃないですか?
[寺] 全然大人しくないですよ!(笑)メタ認知仕事してないですね。
[く] そういえば、最近は、あおに何かを勧めても「また始まった」という扱いを受けることが多いです…あれは…。
[寺] 普段ニコニコしてる人が、真面目な顔で「普段はこんなこと言わないんだけど、これは本当にやりたいことなんでお願いします」って言ってきたら、襟を正して聞いちゃうと思うんですよ。でも、くらげさんはいつも「大変だー」と言ってるから「オオカミ少年扱い」になっちゃってるんじゃないですか。
[く] それは…!損していますね…!?
[寺] 損かどうかはわかりませんが(笑)Twitterとかは、別にくらげさんがツイートしなくてもいいことはツイートしなくていいじゃないですか。インフルエンサーとして1日何本は投稿するとかいう縛りとかあるんですか?
[く] いや、投稿本数のことはあんまり意識してないですが、Twitterのタイムラインを見ているとやっぱりいろんなことが言いたくなるわけで、言いたいことを言えない、というのがちょっとストレスになるので、結局言ってしまうということになるんですね。
[寺] 「言いたいこと」って一般的にはそういう意味じゃないんじゃないかなあ…。ちょっと手元に置いて、少し熟成させてから出した方がいいんじゃない?
[く] 一旦引っ込めたら忘れてしまうので。「言いたい」という衝動をその場その場で解消したい…ということなのかもしれません。
[寺] SNSに向いてないわ!(笑)でもTwitter芸人はそういうタイプの人が多いような気もしますね。この人の発言、ADHDっぽいなあって思うことも多いですよ。
[く] 芸人になりたいわけではないんですが…。コメント付けられても返すことはないですし、炎上とかも面倒です。
[寺] コメント返ししない!?フォロワーさんとの交流は?そういう主義?
[く] いや、単に面倒くさいというか。いつのどの発言についてとか見直すのも手間ですし、返した人と返してない人を覚えておくこともできませんし。
[寺] 思った以上に向いてない!ちょっと真面目にSNSとの付き合い方を見直した方がいいかもですね。タイムラインに自動的に新しい情報が流れてくるのが刺激になるのであれば、見ない時間を作った方が良いんじゃないですか?
[く] Twitterでの情報収集は仕事でもあるので、見ないというわけにはいかないのですよ。それに1日のうちで言えば見ている時間はそう長くはないんです。
[寺] ピピー!客観的なデータをクダサイ!
[く] まあ、一般的な会社員としては見ている方だと思います(笑)
[寺] 絶対見てる!私の10倍は見てるはず。
[く] そもそもTwitterってどれぐらいの頻度で見るものなんですかね?
[寺] 今調べたんですが、30代の1日のTwitter利用時間の平均は21分ちょいだそうですよ。
[く] それは利用時間が0の人も入っての平均ですよね?
[寺] 残念ながら、Twitterをほぼ毎日利用していると答えた人の平均みたいです。
[く] まあ、ボクの場合仕事ですからね…。
[寺] 見る方は、まあ他の仕事時間を圧迫するというぐらいの被害でしかないので良しとして、問題は投稿の方ですよね。自制が効かないのが大問題。
[く] ツイートしたことで良い話が転がってきたりすることもあったので、それが成功体験になっている面もあると思います。でも何が良かったか悪かったかはわからないんですよね。だからなんでも書いてみてから反応を見るような感じです。
[寺] いきなり大勢の目に触れるようになるから、ダメだった時傷が深いのでは?あまり人が見てない、でも良いこと書いたらばーんと回る時もあるというぐらいのちょうど良いぬるま湯メディアに書いたら?それこそnoteとか。
[く] やはりその辺は意識の向き方が違っていて「自分のために書く」ということはあんまりない気がします。観客に向けてパフォーマンスをやってる感覚で動いているところはありますよね。
[寺] 観客必要なんですね(笑)だからTwitter一択なんだ。
[く] 受けそうなことを思いついたからと垂れ流すばかりではいけないという気持ちはありますよ。でも思いついたら外に出さないと気持ちが悪いですし、前にも言いましたが、タイムラグがあると忘れてしまうという怖さもあります。
[寺] まずは紙に書いては?紙に書くのは面倒なことでもあるので、出す段階で既にブラッシュアップも一旦された状態になりますから、ネットに流しても大怪我はしないと思いますよ。紙に書くほどじゃないや…と思うことはもう忘れても良いんじゃないですか。
[く] 書くのが面倒だから書かないとなると、やはり外に出してないのでストレスが溜まるような気がします(笑)しかし、この前「レゴブロックを作る」という話にもありましたけどやっぱり自分の体を使うという経験が少なすぎるんでしょうね。だから「書く」ということにものすごいハードルを感じるのかなと。
[寺] それはあるかもですね。ちょっと違う話なんですけど、発達障害のある子どもの療育メニューに「感覚統合」ってあるんですよ。「感覚」というのは、外界から入ってくる刺激を感覚器で感じること、「統合」というのはその刺激を脳で「どういうものか」判断して分類することです。発達障害のある人は、この統合がうまくいってなくて「障害」になっている場合も多いんです。
妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。