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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第322回 「ノートを作るって必要な作業なの?ADHDには受験のための期間が長すぎる!?」ってお話

登場人物

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[く] こんばんは。くらげです
 
[寺] こんばんは。寺島です。
 
[く] 台風14号が想定よりはマシな状態で通過したと思いましたら、次は台風15号が発生して静岡や関東で結構大きな被害を出してしまいましたね。
 
[寺] そのようですね。大阪では、ちょっとパラパラ降ったかな、涼しいなぐらいだったので、東京の方ですごく雨が降ってて驚きました。
 
[く] 台風が直撃した時よりも、湿った空気が流れ込んで大雨になった時は雷と雨がすごかったです。堤防がすぐそこにあるところに住んでいるので、やはり心配といえば心配でした。いつでも逃げられるように睡眠薬を飲まないで寝ようとしたんですが、結局眠れなくて朝5時半になってから落ち着いたのを見計らって薬を飲んで寝てしまいました。
 
[寺] しかし、住んで思うのですが、都会はほんと雨に弱いですよね。
 
[く] ここ数十年は大規模な洪水は発生してないようですが、ボクの住んでいる辺りはいわゆる海抜ゼロメートル地帯で、一度水害が発生したら水が逃げないので数週間にわたって水が溜まり続ける予測だそうです。また、高い所に逃げろと言われても、高い所が全く存在しないんですよね(笑)
 
[寺] そうなんですね。私も今の住居の近くに大きな川があるのですが、私の感覚だと「それほど降ってない」と思うときでも、すぐ何台も消防車が来て「ウーウー!警戒水域に達しました!」とか言うのでビビります。住み慣れた田舎と違って、どこまできたら避難するべきというのも感覚的にわからないので不安ですね。
 
[く] 避難といえば、今住んでいる区だと場合によってはホテル避難の費用が半額支給されることもあるんですが、あおが「自分の見ていないところで家がどうなるのか分からないのが怖い」というので、実際には逃げるのも難しいと思いますね。

[寺] いざとなったら身ひとつで逃げればいいと単純に考えるのもダメってことですね。もういっそどこか高台に引っ越したらどうですか?ここが沈んだらもうどこに行ってもダメぐらいのところに!
 
[く] 現在の地域と福祉に完全に依存した生活をしてますから、他のところと言ってもなかなか…。まあ、死なないように頑張ります。さて、今回のテーマなんですが、以前…というかログを見たらもう1年半も前になるんですが…。「勉強の仕方を考える」という回で「掃除検定を受験する」という話が出てたじゃないですか。
 
[寺] はいはい、もちろん覚えてますよ。
 
[く] 以前申し込んだんですけど、受験料が結構高くてたまたまその時手持ちがなく、払い込みができなくてキャンセルになっちゃったんですね。そのまま放置していたんですが(笑)
 
[寺] そんな理由でできてなかったんだ!すっかり飽きて忘れてしまっているものと思ってました(笑)
 
[く] ひでえ!まあ、仕方ないんですけど(笑)実は、ちょっと色々勉強したいことができたんですけど、やはり勉強のやり方がわからないという悩みにぶつかりまして。それで寺島さんにヘルプを出そうとも思ったんですが、それなら掃除検定をやれというのは目に見えていたので、思い切って申し込んでお金も払いました。
 
[寺] くらげさんの中のインナーテラシマが先に解決してたんですね。省エネで結構です。それで、勉強は進んでいますか?
 
[く] 以前のnoteでとりあえずテキストを読んである程度流れを覚えて、ノートを作るという流れでやってたんですが、改めて見てみると全然理解してませんでした。

[寺] まあ、そうなりますかぁ…1年前ですからねえ…。用語や数字の記憶が薄れてるのは仕方ないですね。でも理解してないというのは、ちょっと…困りましたね(笑)

[く] というわけでまた一からテキストを読んでいるんですが、読んだりノートに書いたりしてるだけだとやはり頭に入った気がしません。
 
[寺] 「知識をインプット→体系的に理解→アウトプット→記憶の強化」の流れがうまくいってないんですね。勉強の習慣がつかない、勉強の仕方がわからないみたいな話はよく発達障害のあるお子さんの話でも聞きますので、今回は少し掘り下げて話してみましょうか。

[く] 寺島家では子どもさんの勉強は寺島さんがみてるんですよね?どうやって勉強させてるんです?

[寺] 別に働きかけとかはしていませんよ。勉強するのは当たり前なので。

[く] それ!成績のいい家の子はみんな言うんですよね!ヘイト貯めますよ(笑)

[寺] 安心してください。うちでは勉強内容は問いません、なんでも勉強してればいいという考え方です。教科学習に限って言うと、毎日は全然やってないと思いますよ。お兄ちゃんが、受験前にやってたぐらいかなあ…。自分で「この間は勉強する」って決めてやっていたみたいです。

[く] 息子さんは時間で決めていたんですね。1日どれぐらい勉強していたんですか?

[寺] 日の出から日没までですね。

[く] 絶対うそだ!!(笑)

[寺] いや、本当ですよ。高校が冬休みになってからだから1ヶ月ぐらいですけど、本当に私が目を覚ました時にはこたつに座って勉強していて、ごはんも教育系YouTubeを見ながら食べて、夕方暗くなったら「よし!」って言って風呂に入って、後は眠くなるまで走ったりゲームしたりして遊んで寝るという生活を規則正しく繰り返してました。やると言ったらやるですよ。アスペなめんなですよ。

[く] エグい!再現性ゼロ(笑)ASDはASDで特殊な行動様式を持ってますよね。しかし、試験対策ならそうした特性が良い方向に出そうですね。

[寺] 「何時間やりなさい!」みたいなことは言わないけど、自分との約束は守れみたいなことは言ってるかも。あと、失敗してもいい、チャレンジするやつが偉いというような教育はしてますね。

[く] 精神論ですね。もう少し勉強法などの具体的な話だとどうですか?

[寺] 私はやはりノートを作るのがおすすめなんですが、どういうノートを作るのか、どうやって作るのかという問題がありますよね。実は数日前、うちの娘がノートを取るのが苦手だと発覚しまして…。中学校時代もほとんどノートを使ってなくて、真っ白なノートが何冊も出てきたんですよ。お兄ちゃんがビックリして「ノートを取らないだと!?」と言ってました。
 
[く] 高校生と比較されるのもあれなんですけど、ノートの作り方自体、結構イメージできない人が多いと思います…。
 
[寺] ああ、いやわかりますよ?私も学生時代は「板書」ができなかったんで。あと、写す文字数が多くなると手が疲れるというのもあって…ASDだから疲れやすいんですよ。放課後絵を描く時に腕が震えるようになると嫌なのでできるだけサボってました。でも、大人になって自分で見返すために、自分の覚え書きだけの「ノート」を作るようになって「これだ!」と思ったんです。今回、娘にも話を聞いてみるとやっぱり板書の意味が分からないと言うので、私と同じだと思いました。
 
[く] それはどういう理由なんでしょうか?
 
[寺] 学校での板書は、教科書の要約が主じゃないですか。でも教科書って既に覚えることを効率的にまとめてくれている状態で、完成系形だからそれを写す意味がわからなかった。娘も「何で書かなきゃいけないの?今聞いたよ?忘れちゃっても教科書あるじゃん?」みたいな感覚だったみたいです。娘も一回授業を受けると大体覚えちゃう子なんで「授業聞いてれば80点ぐらいは取れちゃうからそれでいいか」となるんですけど。

[く] 80点取れてればいいような気もしますが(笑)

[寺] いやいやいや!小学校程度の勉強だからですよ!(笑)でも自分の「ノート」を持っておかないとえらいことになると私は知っているので…中学高校と進むにつれ一回聞いただけでは覚えられない量になっていきますからね…理解しながらノートを作るのが効率的なんです。なので、いま一緒に「トライさん」を見ながらノートを作る練習をさせています⋯と言っても、昨日始めたばかりなのですが…。

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。