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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第180回 「ASDにおすすめっぽいスヌーズレンってなに!?脳をあるべきところに還すってどんな感覚!?」ってお話

登場人物

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本題

[く] こんばんは。くらげです。

[寺] こんばんは。寺島です。

[く] さて、今週はあおにとっての年に一度のビックイベントである「国際福祉機器展」が開催されておりました。


[寺] もうそんな時期なんですね。さすがに涼しくもなってくるわけです。

[く] 国際福祉機器展とは、その名の通り、東京ビッグサイトで行われるアジア最大規模の福祉機器展示会です。ハンドメイドレベルから介護ロボット・福祉車両まで様々なものが展示されて、メーカーからバイヤー、医療・福祉関係者などが3日間で延べ11万人以上が来場します。

[寺] あおさんは3日間通われたとか。そんなに福祉機器がお好きとは知りませんでした。

[く] まぁ、趣味的要素もありますが、介護福祉士の資格がある以上、最先端の知識はバージョンアップしておきたいそうです。

[寺] なるほど、勉強という意識もあるんですね。

[く] 同時に自分の身を助けるために必要なものを探しに行くというのもありますね。

[寺] それで、あおさんが毎回いろいろ面白いものを発見してくるのですね。2年前はチェーンブランケットを発見して、睡眠の質がだいぶ改善されたとか。

[く] はい、試用できるところがあって使ってみたらすごくよかった、というところで数日間逡巡した末に約10万円で買いました。当時はかなり睡眠の質が悪い時期だったので、本当に助かりましたね。あれがなかったらあおの体調はもっと悪かったと思います。

[寺] 知識は身を助ける、といいますけど、あおさんにとっては人ごみの中に出かけていくだけでも大変でしょうに、足を使って情報を手に入れることで命を助けているのですねぇ(しみじみ)

[く] 今年はいろいろあったので3日間も参加できるか、という心配はあったのですが、本人は絶対に行く、という意思を崩さず、近くに3泊分も宿をとってまで通いましたからね(笑)けがのリハビリに対するモチベーションにもなっていたので行くな、とも言えませんでしたし。

[寺] くらげさんも行ったんですか?

[く] 私がついていくことを本人しか理解しがたい理由で断固拒否されているので、心配しつつ、いつでも東京ビッグサイトに救出に行ける準備をしつつ、うちで仕事をしていました。まぁ、予想通り2日目はトラブルがあって救出に行きましたが、精神的にはそれほどダメージはなかったので3日目は普通に参加してましたね。

[寺] それはお疲れさまでした。3日間参加できて良かったですね。

[く] 3日目は私も仕事のために参加するので何かあってもまぁ大丈夫かな、という判断もあったんですが…。仕事の内容はそのうち発表できるかと思いますが、今回は極秘です。

[寺] なんですか、その思わせぶりは(笑)して、なにか今年はなにか面白いものは見つけてきたのでしょうか?

[く] 今回は特に新しい発見、というのではないですが、スヌーズレンについてじっくり学んできたそうです。

[寺] スヌーズレン?なんですか、それは。

[く] 私もよくわかってないのですが…。あおに直接聞いてみましょう。

[あ] あ、こんばんは。あおです。

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あお:くらげの妻。発達障害全部盛りで感覚過敏あり。

[寺] こんばんは!さっそくですが、スヌーズレンについてお聞きしたいです。写真を見たのですが、この写っているもの?…インテリアと捉えて良いんですかね?

[あ] ざっくり言うと光やモノの動きなどその人に合ったいろいろな感覚刺激を楽しんだりしてリラックスするもの、ですね。インテリアとは別枠ですね。

[寺] 購入して家に置いておくものではないのですね。リラクゼーション系アトラクションのようなものでしょうか?例えば、渋谷ラボでやってた、真っ暗な部屋を体験するみたいな、遊びだけど障害のある人のことを考えるきっかけに、という感じになるのかしら?

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。