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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第414回 「くらげの適職がやっと見つかった!?というか適職ってなんなんだ!?」ってお話

登場人物

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本文

[く] こんばんは。くらげです。
 
[寺] こんばんは。寺島です。
 
[く] 1月も後半に入ってしばらく経ちますが今月もかなり忙しいですね。
 
[寺] 私も色々と修羅場ですね…。スンとした顔してますけどやはり手術の影響は無視できませんわー。医者から「当面は無理せず、できれば安静にしていてください」と言われた理由がよくわかります(笑)
 
[く] 全然笑えませんって(笑)いや、家庭のご事情やお仕事のことなどいろいろあるので安易に休んでくださいとも言えないんですが…。今月こそnoteをある程度スケジュール通りにやりたいと思います。
 
[寺] ありがとうございます。実際このタイミングで3本目に手をつけてるのはここ最近では珍しいですね。
 
[く] 外に出るバイトをやっているんですが、定時出勤なのでそれでリズムがちゃんと整っていることはありますね…。
 
[寺] 整っちゃうんだ(笑)いや、とても良いことだと思いますよ、本当に。
 
[く] あと、外でのバイトはもちろん寒いとかはあるんですけど、基本的に1人の仕事なのでストレスがたまらないのはありますね。
 
[寺] そうでしょう、そうでしょう。くらげさんも人に対するストレス耐性が低いことをようやく認めましたか(笑)ちょっと前までは「人が好きです!」「人と人を繋げてイノベーションを起こしたい」とか言っていましたが、隔世の感がありますね。
 
[く] 前回から続けて、過去の意識高い発言を引っ張ってきて当てこするのはやめてください(笑)

[寺] そう昔の話でもないですよ。いろいろ出来ますやりますと言って放りっぱなしにしてないですか?

[く] そんなにはないはずです、そんなには・・・。いや、記憶にないだけか?

[寺] そうじゃないと良いですね。で、一人での仕事は思ったより快適だったという話ですが、具体的にはどんな仕事をしているんですか?

[く] 主に荷物の運搬です。まぁ、単純な仕事ではあるのですが、わりとテクニックというか自分でどういう手順を踏めば最短で片付けることができるか…、みたいなことはちゃんと考えなければいけない仕事なのでそこでは結構やりがいがあります。早く終われば早く終わるほど早上がりになりますし。
 
[寺] スキルで仕事するってそういうことですよねぇ。目の前の荷物がなくなれば終わりっていうのはADHD的にはわかりやすくていいのでは。
 
[く] そうですね。物体が目の前にあるので「最初にこれだけやったものがこれだけ減った」というのが視覚的に分かるのはモチベーションを高めるという意味ですごく大事なことだと思いました。まぁ、そういう即物的なものでしか目安が測れないのか…というのはちょっと考えてしまうところはありますが。
 
[寺] ADHDは前頭葉の働きが弱く論理的思考や、順序立てて物事を考えることが苦手だったりするということもあるのでしょうが、一般的にも「適切な仕事量を測る」って簡単ではないと思いますよ。私も会社員のとき「自分に期待される仕事量」を「推測」して「十分評価を得られるように日々働く」のって難しいよな?って思ってました。
 
[く] まさにそのあたりの「期待される仕事量」が「渡された荷物」でわかるのでめちゃくちゃ分かりやすいというのはあるんでしょうね。
 
[寺] それは素晴らしい!適職ですね(笑)
 
[く] そんなに大喜びするところですか?そこ?そういえばライティングの仕事も一応量的な「ノルマ」があってそれを超えるか超えないかで調子の良し悪しを判断してましたね。「どのくらいの作業量が期待されているか」ということを把握できるかできないかで自分のモチベーションが大きく変動しそうということはわかりました。
 
[寺] 「適切な仕事の量」が把握できてよかったですね。まぁ、私の場合は3日もするとあっという間に仕事が積み上がるようになるのでどうでもいいことなんですけど。
 
[く] さらっととんでもねえ発言をしやがった(笑)
 
[寺] 今思ったんですけど、ASDにはエンジニアやデザイナー、研究者が向いていると良く言われるじゃないですか。でもああいうのって専門職オブ専門職で「やることがはっきりしていて」「どこまでやっても終わりは基本的にない」仕事じゃないですか。だからASDとしてはずっと仕事してるだけで、周囲から「本日分の働きが足りない」「他の人と比べて進めすぎじゃないか」などという評価をされることがないから居やすいというのもあるかもしれないですね。もちろん出稿に間に合わなければダメですけど、それも自分1人の責任ですし。「仕事しすぎじゃない?」と言われることがあっても健康を害した時ぐらいで、「他の人が働いてないみたいだからやめろ」とか「うまく手を抜け」みたいな意味じゃないもんね。
 
[く] めちゃくちゃワーカーホリック気味な発言が出てきましたが、定型発達の人から「働きすぎじゃない?」というのは普通に心配されている時なので少しは気にしてください!
 
[寺] そうなのぉ?まあ、私の話は脇に置いて、まとめるとくらげさんは「この給料もらってるんだからこれぐらいはしてくれてもいいだろう」っていう会社員としての「働き」を期待されるみたいなのが苦手なのかもしれませんね。目の前のやつを運んで失くしたら終わり!みたいな仕事のほうが向いてるんじゃないですか。
 
[く] そうですね。最近は慣れて来たので歩きゲーっぽくなってきました(笑)まぁ、1年くらいは歩き通します。ダイエットも兼ねて!
 
[寺] 更にお賃金ももらえるなんて有り難いですね(笑)でも、1日外で仕事して家でも仕事をしているんですよね?今までのことを考えるとよく体力がもってるなあと思うんですが。
 
[く] バイトでは1日1万2000歩から1万5000歩歩きますけど、やはりやることが明確なためか「肉体的に疲れた」というのはありますけど、どちらかといえば仕事に 影響するのは「メンタルに疲れた」という方なんですね。あとはちょっとは重い荷物を運ぶことはありますが、40キロとか50キロのものを持って運ぶ仕事もしていたのでそれほど重いとは感じないんですよね。
 
[寺] 4、50キロに比べて重くないから平気って言うのはもはや特技ですよ。仕事って自分が他の人よりできることを探せっていいますが、本当に適職、いや天職かもしれないですねえ。

[く] そうですかね?物書きとしてのアイデンティティが揺らぐんですが(笑)

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。