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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第183回 「障害者の『文章力』ってどうやったら鍛えられるの!?自分の言葉の弱点を知ろう!」ってお話

登場人物

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本題

[く] こんばんは。くらげです。

[寺] こんばんは。寺島です。

[く] また台風が発生しまして、さすがにそれほど威力はないだろう…と油断しておりましたら、台風21号が同時に発生して早足で関東のほうに進んでいますね…。いい加減、台風さん、休んでいいのよ…と言いたいです。

[寺] いや、本当勘弁してもらいたいですね。最新の予測だとそれほど大したことはないようですが、台風19号で被災した方々にとってはとても不安かと思います。

[く] うちのほうは台風19号が大丈夫だったので、よほど酷い台風が来ない限りある程度は耐えられるとは思うのですが、如何せんこう連発されると肉体的にも精神的にもダメージは来ますよね。ちょっと仕事が遅れているのでさすがにこれ以上ダメージが来るのは…と焦っています。

[寺] なかなか復調出来ないようですね?

[く] なんか一か月ほどずっとのどが痛いです。あと、あおが在宅訪問精神科医療で定期的に体調を見てもらえることになったんですが、私も精神科を訪問医療のほうに移して血圧とか測ってもらってるんですけど、血圧が高いですね。

[寺] 血圧は高いのはまずい。ストレスですかねえ。

[く] まぁ、昔から高いのですが…。今の仕事は何気に働くのと休むの境目があいまいで、私からすれば「遊んでる」ことでもあおから見れば「働きすぎ」のことが多いようなんですよ。

[寺] 無理すると死ぬって肝に命じてくださいね。若かろうが、食事に気をつけてようが突然きますよ。

[く] あおは前々から「あんたは休まなすぎる」というんですけど、あんまり実感はなかったんですよ。でも、ライフロガーでも体力がガンガン減っていきますし、医者からも無理するな、といわれる始末で。

[寺] 私もあおさんと同意見ですね!(笑)まぁ、私も人のことを言えるほど休めてないと思うのですが…。くらげさんは現状かなり追い詰められているんですか?

[く] 毎月月末は締め切りのある仕事でプレッシャーが重なりますが…。今月は余計に抱え込んでおります。うまく時間配分しないと締め切りで死にます。そういうことを往診の時に相談したら「せめてコーヒーは控えろ」とか、「だるい時に無理して仕事をするな」と言われましたねぇ。正直、こういう辛い思いをして仕事をするのが当たり前だったんですが、それは結構無茶の範疇だよ?と。いやぁ、自分って体弱かったんですね!

[寺] 自覚なかったんですね(笑)本当に気を付けてくださいよ!

[く] で、話は変わるんですが、お仕事関係で自分の聾学校中学部の時の資料を読んでいるんですよ。

[寺] …くらげさんにも中学生の時があったんですね(笑)

[く] そりゃありましたよ(笑)私が中学二年生の時に転校した山形聾学校は、ほかの聾学校の国語教師から凄く評価が高かったようなんです。今回、改めて中学部の生徒が書いた作文集を見て「あ、こりゃ評価が高いわ」となりましたね。

[寺] 秀作ぞろいでしたか?聾学校界隈(?)で注目されていたというのは?

[く] どうしても日本語を書く力が弱くなりがちな聾学校で、生徒の作文が日本語の破綻なく書けるというのがまず驚きだったかもしれませんねぇ。とにかく、国語に関しては普通の学習カリキュラムは無視して延々作文を書いていた覚えがあります。

[寺] へえ、国語力はやはり作文なんですね。「書く筋(きん)」ってやつかなぁ?

[く] なので、山形聾学校では「極端に日本語が書けない聴覚障害者」には出会わなかったんですよね。で、高校も日本で一番トップレベルの学習が受けられる(と言われていた)筑波大学附属聾学校に進学したのですが、そこでは回覧日記があって。クラスごとに毎日持ち回りで自由に書く課題なんですが、あれも今から思えばだいぶ書くのが上手い人が多かったですね。

[寺] へええ、そうなんですか。やはりそういう話を聞くと教育って大事だなあって思いますね。

[く] なので、「聴覚障害者で日本語が上手く使えない人がいる」ということに実感が持てなかったんですね。社会に出てから逆にショックを受けました(笑)「障害者」といってもほんとに見える範囲って限られるんだな、と感じた話です。上澄みというか。

[寺] そうですね、くらげさんの周りにいる障害者の人は障害者枠で働くことを前提に研鑽を積んできた仲間たちでしょうから、たしかに「上澄み」かもしれませんねえ。

[く] どこでどのような教育を受けたかも違いますし、もっと単純に教育を受ける期間などでも違いますよね。療育を受け始めるのが遅いとか、そう言うことも含めて。

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。