くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第284回 「ADHDの馬鹿力で仕事をしていると思っていたら全然そんなことはなかった!?ASDなギャンブラーもいるの!?」ってお話
登場人物
過去記事マガジンも作ってます
本編
[く] こんばんは。くらげです。
[寺] こんばんは。寺島です。
[く] さて、前々回のnoteでもお知らせしましたが、12月3〜5日に開催された発達障害×ハッカソンのイベント「ハッタツソン」が開催されました。ボクも審査員として参加したんですが…。
[寺] お疲れ様でした。イベントはいかがでしたか?盛況でした?
[く] 結局エントリーは3チームでした。プレイベントを含め配信での視聴もかなり埋まっていたようでしたよ。協賛の企業の方の熱量も感じましたし、全体的に良いイベントだったのではないでしょうか。
[寺] 私もいくつかは試聴しましたが、やはりやや長かったので(笑)さらっと内容的なものも伺っていいですか?
[く] アイディアの内容が透けて見えるとマズイので感想だけですが…。ハッタツソンに参加した3チームがそれぞれ別な角度からの発達障害の困り具合を考えてアイデアを発表していて、発達障害の「困りごと」のアプローチもいろいろだよなぁ、ということを改めて考えましたね。ビジネスになるかどうかはさてき、本気で実現したいなら自分もコミットメントしたいと思うアイデアもありました。ただ、「発達障害」のイメージがどのチームも今ひとつ深く踏み込めてなかったかなあ、というのは正直あります。
[寺] そうなんですか。発達障害当事者も参加しているイベントなので、「自分は発達障害→自分が発達障害」になるから、逆にイメージがバラけると言うのもあるかもしれないですね。
[く] まぁ、自分もどれだけ理解しているか?と言われるとすごく悩むところではありますが、「発達障害の困りごと」というのがどうしても画一的になるなぁ、というのは感じましたね。参加者がもっと増えていけば画期的なアイデアが出てくるかもしれませんが。
[寺] ハッタツソンに期待される役割のひとつが、社会適応が今一つの発達障害のある人からアイデアマンやプレイヤーを発掘するということだと思います。もう少し母数が大きくなって「ハッカソンってこういうもの」と理解している人達が増え、ハッタツソンに試聴参加した人が数年後にプレイヤーになるという流れが作れると良いですね。それを実現するには、やはりハッタツソンってこんなものです、そのつもりで来てねという広報がもっと必要なんじゃないかな。
[く] そうですね。広報というか、「ハッタツソンならばの意義」というのを掘り下げれるともっと盛り上がるイベントになると感じました。
[寺] しかし、くらげさんのことだから、自分もなにかアイデアを出して参加したい、企画したいとジリジリしてたんじゃないですか?(笑)
[く] いやまぁ、思わなくもないのですが(笑)ただ、いまのところは手持ちの仕事ややりたいことが既に溢れていて、新しいことをする余力が全くの0ですね。
[寺] やはりジリジリしてらっしゃる(笑)別に今すぐとは言ってませんよ?すぐ世界が俺を待ってるみたいな言い方になるの相変わらずですねえ。
[く] いや、以前は「思いついたらすぐに手を付けよう」という衝動性が強かったのですが、「今は余裕がない」と立ち止まって考えられるようになったんですよ。
[寺] なるほど!それは確かに!ようやく世界は別に俺を待ってないって気がついたんですね!
[く] いま、すごいディスりを聞いた気がするのですが…。実は、ちょっと知人と組んでネットショップを作ろうかという話をしているんです。ブツはすでにあるので、すぐ出来ると思ったんですね。
[寺] ああ、BASEとか、ネットショップを簡単に作成できるサイトとかありますもんね。
[く] 今どきネットショップ自体はクオリティーを考えなければすぐに開けるといえば開けるじゃないですか。でも、「いくらで売ればどれだけの利益が出るか」とか「どの範疇で広報するか」とかそういう一つ一つの課題を洗い出して、それぞれの疑問を潰すために勉強をしていると、とてもすぐと言うわけにはいかないな、と。今の目論見では春まで形になったらいいかなぁくらいの進度なんですよね。
[寺] いやそれでも副業だったら速くないですか?いやその前に、そういう構想を実務に落として遂行するのが「仕事」ですよ。今更「仕事」というのが何かに気づいたんですか!?
[く] へぇ…。今頃気づきました…。これまで人を巻き込んでは飽きたり、挫折を感じてすぐに諦めたことは数しれずあるのですが、流石にこれはまずい、というセンサーが最近になってようやく「発達」してきたみたいで。そうならないためには事前に準備が必要で、で、どれだけ準備しないといけないか…というあたりのことにやっと思い当たった次第です。思いつきだけでは何かを実現できないですね!
[寺] 当たり前ですよ…!でも仕事の流れに着目することができて良かったです。今年後半、絵を鑑賞できるようになったり、旅行先の景色で泣いたりと、一気にチャクラが開いてきたような話が出ていますが、仕事の流れが見えるようになったのもその一環なんでしょうかね?
[く] どうなんでしょう?まぁ、あちこちで怒られないにしても不快感の表明とか受けているので、流石にこたえたというのはありますね…。
妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。