くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第178回 「発達障害で着られる服がないなら作ってしまえ!問題があるなら本質を考えてみよう!」ってお話
登場人物
Kindle版も好評販売中!
本編
[く] こんばんは。くらげです。
[寺] こんばんは。寺島です。
[く] さて、今週も今週で世間は色々ありましたが、私自身はもう目の前のことで忙しくて社会がどうなっているかさっぱり分かりません。消費税10%でご飯のお金がどうなるかは心配なんですけど。
[寺] くらげさんもフリーランスじみたことを言うようになりましたね(笑)今週は何かやっていたんですか?
[く] ちょっと思うところがあって、これまでの自分の活動や書き物などの棚卸しをしていました。あちこちに書いたもの集めるとざっくり並べるだけで分厚い全集が作れそうです(笑)
[寺] 偉い!自分が書いたものを管理するのは大事ですね。くらげさんはほぼ全てをWeb上で済ましていてアーカイブもデジタルベースですから、すぐ目録ができるのは羨ましいです。私デビューが紙ベースの時代でしたから、アナログとWebの間に断絶があって大変めんどくさいことになってるんですよねえ。全部を網羅するのはもうあきらめ気味です。
[く] 権利の管理とかも大変そうですね…。
[寺] 権利に関しても自分で管理しないとダメと諸先輩方に言われていたんですが…。やっぱり月産100枚とかになるとまったくわけがわからなくなるわけですよ。出版社の漫画の仕事はまだいいですが、広告デザインの仕事や余技で受けていたPR漫画とかになると自分の仕事としてクレジットがあったかどうかの確認ももう取れなかったりするので…。請負の仕事だったりすると名前を出さないで欲しいと言われることもあるのでね。「え~い!もうまとめて出さない!!」ってなってます。プロフィールにはずっとデザイナーって書いてあるのに、誰もその作品を見たことがないという…あ、見たことはあるはずなんです!えっと、たぶん。…まずい、我ながらこれひど過ぎる(反省)
[く] そのうち、「くらげ傑作集」あたりは作りたいと思っています(笑)それと、ブログに掲載して長らく更新していなかった「くらげポートフォリオ」の情報を追加してnoteに移しました。興味がありましたら是非読んでコラムなどのお仕事ください…。
[寺] 傑作選自分で選ぶの!?(笑) これもなんていうか、時代ですねえ。私もポートフォリオなど作ったりしたいとは思っているんですが、現実問題として原稿の散逸がひどいということと、権利問題の面倒くささもあってなかなかちゃんと向き合えないですね。結構ひっ迫している気がするので強制的に時間を作らなければならないかもしれませんね。
[く] 時間についてはまだまだ効率化できるはずなんですけど、どこで時間が消えてしまうのか…。というのはさておいて、今回は前回に引き続いて服の話をしたいと思います。息子さんの服がないので困ってると話でしたが、解決策が見つかったとか。
[寺] あ、前回はそういう引きでしたね。息子は本当に体が大きいしこだわりが強いので、結局、肌触り、裁縫、サイズ、色柄の全てが気に入らなければいけないんですよ。こういう発達障害のお子さんの服選びに困っていらっしゃる保護者の方は結構いらっしゃるのでは?
[く] 聞くだけでしんどいですわ、それ。
[寺] お店で探すと足が棒になるだけで何も見つからないということもよくあります。
[く] それでどうするんですか?
[寺] 作ります!(いい笑顔)
[く] 作るんですか(笑)知人の発達障害の娘さんが触覚過敏で地域の学校の制服が着れないという理由で不登校ぎみだったんですが、裁縫が得意なので特別に許可を得て、着ることのできる生地などを使って制服に似たオリジナル服を作ったそうですよ。
妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。