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【2020年末版】テスラの自動運転 事情
①2021年に完全自動運転を提供開始と宣言
米EV(電気自動車)大手テスラのイーロン・マスクCEOが、2020年12月1日に行われたインタビューの中で、「私は(自動車の)完全自動運転化を達成できる自信があり、来年にはテスラの顧客にそれを届けることができるだろう」と語りました。既にβ版は一部のユーザーに公開され、使用感がYouTubeに上がったりしています。
②日本企業とテスラの決定的な違い
ただ、日本企業と大きく異なるのは、「2021年納車の車から搭載」ではなく、既に納車済みの車を事後アップデートによって進化させてサービスを提供できるという点です。
実際テスラを使っていて感じるのは、納車後に車が進化していくのはユーザーとしては次は何が来るのか?と、とてもワクワクするので、顧客接点と関係を良好な状態で継続させるうまいやり方だと思います。
この点は、ハードウェアに搭載されたソフトウェアのUIUXがかなり悪い日本企業としては、取り入れるべきポイントだと思います。
③現在のオートパイロット
普段、普通の車道で日常的にオートパイロットを使い、距離にして40%くらいはAIに任せて運転しています。最近のアップデートで、走っている道の制限速度や、信号に近づくと信号のイラストがスクリーンに表示されるようになり、より完全自動運転への距離を詰め始めたように感じています。
信号待ちからの走り出しの加速がややキツいのが難だったのですが、最近はそれもアップデートにより若干解消されました。
まだ完全自動運転でないため、周囲に目を配り、ハンドルを持っておく必要がありますが、運転に限らず、キカイに任せられるものはどんどん寄せて、人は人にしかできないことにもっとリソースを集中すべきだと感じています。テスラに限らず、日本車の企業にも競り合って頂き、テスラを焦らせるくらいので勢力を作り、高め合って頂ければ、運転というルーティンワークから人類が解放されるのではないかと思います。
人生は長いようで短いので、その起爆剤を作り続けているイーロン・マスクには一層期待を寄せております。
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