2024年9月16日(月・祝)労働用具で力くらべなどスポーツ用具の歴史あれこれ
この3連休に早朝2回もランニングをした。休みの日に(体にも家族にも気兼ねなく)おいしくビールを飲むために始めた休日ランニングの数が増えてきていつしか目的が変わりはじめているか?習慣になるとは目的を忘れること?走って汗をかいてシャワーで汗を流し落としてすっきりした一日を始めるというのは気持ちいいですね。とはいえ晩酌のビールまでまだまだ時間があるのでさて何をしよう。。。こちらは正真正銘の習慣であるスポーツ本の読書。スポーツ用具について書いている部分をパラパラ読む。過去をさかのぼれば生活の中で使っていた「実用具」がスポーツ用具に変わっていったという。狩猟用具はもちろんだが牧畜農耕漁撈交通儀式……などで使った道具。例えば戦闘用の弓や槍で腕自慢比べをしたり労働用のハンマーで飛ばし合いしたり寒冷地では移動手段のスキーでスピードを競ったりと様々でその面白さから実用術を跳び越えてスポーツ化(遊び・競技)が進んだのか。しかしその逆(遊び・スポーツ→実用)もあったようだ。その代表が自転車。自転車は最初は「馬に代わる大人の遊具」だったが素材が木から鉄に代わるなどの発明競走が始まる。その間に軽量化や長距離化そしてスピード化が発明マニアの関心を集め特許競争も重なってタイヤが空気入りのゴム製になると大量製造も可能になって競技化から一気に実用化されたという。またゴムの加工技術の発展はその後の「ボール革命」を生みバスケットボールやバレーボールといった新しいボールゲーム誕生につながったのですね。日本は軟式テニスを考案した国として知られているがこれは芝生を前提とした当時のテニス(ローンテニス)を欧州から輸入する際に芝生が用意できずそれであれば土でプレイするためにボールに手を加えてゴム加工で補ってテニスを普及発展させたといわれる。スポーツ用具ひとつとってもオモロイですね!