2025年1月19日(日)読売主催の戦前の2度の日米野球は全く違うモノだった
午前中に次男のピアノコンクールがあるので早朝起きてバタバタ身支度。家族全員で電車乗って会場入り。参加した小中学生は皆それぞれ自分で作った曲を披露する。女性の司会者のコメントを聞いて抽象的なイメージからしっかり物語を組み立てたなかでメロディーを作り上げたものまでさまざまでしすね。ちなみに我が家の次男は前者。「波」を奏でていました。この曲は変調の部分が見せ場とか。音階も全く分からない父親にはさっぱり。曲調が海辺で聞く心地の良いものでなかったので眠気に誘われず良かった。いやビデオを撮っていたのでそれはないか。なんのこっちゃ。今週は山際康之の『プロ野球vs.オリンピックー幻の東京五輪とベーブルース監督計画』を通勤の行き帰りで熟読。戦前の読売新聞社による日米野球は2回開催されその間に文部省が重大な訓令を出していたのですね。背景には学生野球の人気の高まりで興業のごとく開かれる大会の横行があった。当時はアマチュア全盛の時代でスポーツ興行など見世物の過ぎず軽視されていた時期でしょう。訓令の中に「学校選手ハ職業選手ト試合ヲ行フヲ得ザルコト……」との項目には読売側の関係者も目を疑ったとある。これで来日する米国チームに大学生を選手として派遣することができなくなった。とはいえこれが契機ともなり「野球を商売(プロ化)にする」ことが却って加速して巨人軍の前身となる全日本チームも誕生する。しかし同時期に起こったオリンピックでの野球の採用などもこの本では取り上げていてプロとアマの狭間で揺れる選手にスポットを当ているのはすごい。ぼちぼち続きを読んでいこう。