2022年11月3日(木)巨人軍は親会社のない球団で出発した!?
朝早く目が覚めたのでロバート・レッドフォード主演西部劇『大いなる勇者』を観る。主役がかっこよく映像も美しく洗濯物を畳みながら観るには最適。キリが良かったので途中で切り上げて読み進めている中川右介著『プロ野球経営全史』を手にする。戦前のベーブルースを呼んだプロ野球(職業野球)創成期の話。大学野球OBらによるプロ球団結成の機運が高まっていた当時これ以前にもメジャーを含むアメリカチームは来日してて大学チームが迎え撃っていたが少々興行的にも成功し野球熱を冷ますため野球統制令が1932年に国から出されたのですね。これによってプロアマの対外試合などが禁止されメジャーを呼ぶにも対戦相手とあるチームをこしらえねばならなくなりここで興行師・正力松太郎が登場ということになる。そのチームが巨人軍の前身の大日本東京野球倶楽部。著者は「正力は本気で職業野球に力を入れるつもりだったかは怪しい」。理由としてはチーム創設時の株主構成だけを見れば京成電鉄の子会社に近かったようだと。リスク分散でダメなら撤退と考えたなかで京成を巻き込んだとみるべきだろうとも書いている。とはいえチーム運営は全面的に読売がバックアップしたようだ。
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