2024年4月29日(月)英国サッカーのロングボール蹴り込みスタイルはもう過去のもの?

今年のゴールデンウイークはセレッソの首位奪取で始まった上々の滑り出し。美容院に行って夏仕様に短めに切ってすっきりと。連休中に選んだ本の一冊にサッカージャーナリストの後藤健生氏『サッカーの世紀』(文芸春秋)。1995年発刊の本だがサッカーの歴史を網羅した本当に素晴らしい本だ。ブラジルとアルゼンチンの違いやアメリカ人がサッカーを嫌う理由などを文化的・歴史的側面から解説する。サッカー(近代スポーツ)の発祥の地イングランドについても詳しく書かれているが〈相変わらずパスゲームには変貌しないのである。せっかく、相手ボールをカットして、中盤でボールを支配しているのに、大きく敵陣めがけてロングボールを蹴り込むことによって、ボールの支配権を放棄してしまうのだ。そして、ボールの落下点で、肉弾戦に挑み、ヘディングで競り合って再びボールの支配権を争う〉と書かれている。そして肉弾戦の飽くことない繰り返しこそイングランドのサッカーの神髄だと強調しているが大きく様変わりした現代から見たらやや古い記述に感じる。特に若いサッカーファンには??がつくかもしれないなぁ。昔のイングランドサッカーの特徴でしょうと軽く流されそうだが……サッカーのスタイルではないけど日本も決定力不足と言われた過去がありそれと一緒かな(最近また言われているけど)。。

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