2024年5月26日(日)テニスの「サービス」は本来の言葉の意味を失っている!

この週末は暑くてたまらない。少々サボっていた庭の花壇への野菜の苗の植え付けを昨日にしたが夕方でも汗が噴き出た。土を耕してミニトマトオクラナスキュウリを植え。プランターにはキュウリを。スペースがなかったので今回初めての青シソは鉢植えに。暑さに耐えて実ってくれ!との思いで今朝も水をやってその後はスポーツ関係の朝読。大修館の図鑑をパラパラ。ふむふむテニスのサービスは本来の意味を失ってしまったが言葉だけが今も生き残っていると。たしかに「サービス」とは相手に尽くしたり客の便宜をはかったりする行為のことを意味していて対戦相手に向かって200キロ以上のスピードボールを打つとは「何事だ」となるな。とはいえ元々はそういう意味だったようだ。サービスが用いられるようになったのは12世紀頃の中世フランスでジュ・ド・ポームというテニスの前身である室内用の対人打球戯だったという。当時球戯場を持っていたのは王侯貴族など一部の上級階級であって彼らがポームをする時に自らの召し使いを連れていってコートの外からボールを投げ入れさせてゲームを楽しんだようだ。つまりその召し使いのservant(サーバント)による投げ入れ(しかも主人も打ちやすいやさしい球)だったことからサービスというスポーツ用語が生まれたというわけのようだ。その後近代スポーツへとルールが整えられてローンテニスとして〈球技〉へと変わってからサービスは勝敗を決する得点を取る技術戦術へと形を変えた。しかし言葉は残った。勝利至上主義へと意識が向くこともある中でこんな言葉からスポーツが遊戯という側面もあることを教えてくれるのは非常に面白いですね!ちなみにサービスは卓球バドミントンバレーボールスカッシュにもありますね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?