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毎日通えるフォトスタジオがあってもいい

2020年5月にオープンするクッポグラフィー駒沢公園スタジオは、

「僕の17年間に及ぶフォトグラファーとしての経験」
「現在の会社の代表としての思い」
「これからクッポグラフィーが歩む未来の姿」

これらがすべて詰まったフォトスタジオになります。

クッポグラフィー駒沢公園スタジオ
https://www.instagram.com/kuppography_komazawa/
(オープン前ですが、スタジオができていく様子を定期的に投稿しています。ぜひフォローして一緒に見守ってください)

フォトジャーナリストからウェディングフォトグラファーへ

17年前...写真と出会ったのは、まだ僕が早稲田の学生だった頃。

「フォトジャーナリストになる!」

といって、就活もせずに学業と並行しながら、フリーのフォトジャーナリストとして海外取材や雑誌社への売り込み、仲間との写真展開催などを行っていました。

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ただ、写真を撮って発表しても、影響力のない僕の写真では何も変わらない、誰のためにもならない、ということに悶々としていた時にウェディングフォトに出会い、僕の人生は変わりました。

「本当に素敵な写真をありがとうございました」
「久保さんに撮ってもらった写真、家宝にします!」

自分が写真を撮ったカップルから、こんなにストレートに感謝されるなんてことがあるんだなということに驚き、どんどんはまっていって、気づいたら37歳。11年間も続けていました。

今や同業からは全国的に知られるようになって、つい先日は電車で疲れた顔をして座っていたら、目をキラキラと輝かせた好青年から「久保さんですか!?」と突然握手を求められました。何の握手?(笑)若いウェディングフォトグラファーの子でした。

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「ウェディングフォトグラファー」というキャリアにおいて、自分はある程度は成功したかもしれない。ありがたいことに、撮影もあるし会社もある。

でも何だろう、この胸に何かつっかえた感じは...。そう、自分がフォトジャーナリストとして「何も為せていなかった」時の感じにとても似ている。

目の前の人たちに直接的に価値を提供できてはいるけど、周囲を見渡すと、11年前と比べて写真業界は何か変わったんだろうか?

ずっと繋がり続けられるフォトスタジオを作りたい

人々は、「自分たちの写真を残す」というずっと変わらないたった一つの目的のために、

前撮りする時はここの撮影会社で写真を撮って、
結婚式の日はその式場の提携業者に依頼して、
妊娠したらマタニティ専門スタジオへ。

子どもが生まれたら、子どもの個性を全部持っていく着ぐるみを着せてしまうような没個性的なフォトスタジオで写真を撮り、それらの写真は撮られた子ども本人が将来ずっと大切にすることもない。

亡くなった時には免許証の写真の拡大コピーが遺影にされ、免許センターの「話をしたこともない誰か」に向けた表情が、「自分」という人間の最終的な姿として、孫の代まで語り継がれる。

誰か、幸せな人、いる?

僕らフォトグラファーは、何も為せてないじゃないか。

この写真業界の不都合な真実を知っておきながら、自分は自分のペースでうまくやって、時期が来たら引退なんて、本当にしていいんだろうか。

変えていかないといけない。じゃあ何を変えればいいだろう。

消費者がどうあったら自然?

大切な日に食事をするレストランは、今年も来年も、一緒じゃない?

晴れた空が気持ち良い日には、眺めが良いお気に入りのカフェにいつも行くんじゃない?

写真だって、そうありたい。

結婚して、子どもが生まれて、子どもの成長をお祝いして、子どもが結婚して、自分が還暦になって、終活の準備をして。

その節目ふしめで、ワクワクしながらいつものお気に入りのフォトスタジオに行く人が、当たり前のようにいる世界を作りたい。

そのために、まだまだほんとに小さな組織のクッポグラフィーが、挑戦しようとしています。

それが、僕らの新スタジオ、クッポグラフィー駒沢公園スタジオです。

クッポグラフィー駒沢公園スタジオ
https://www.instagram.com/kuppography_komazawa/

僕らは、目指す世界の実現のために、さまざまな形でお客様と繋がり続けようとしています。

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ウェディングから家族写真へ。

「フォトスタジオ=記念日にくるところ」という概念を変えるべく、コーヒーを飲んだりお花を買えたり、日常的に立ち寄れる空間に。

二年後には次の新店舗も計画しています。

あるいは、フォトスタジオに自分のコミュニティがあり、自分の暮らす街をもっと好きになれる取り組みも。

でも、自分たちだけの力で何とかできることではないということは分かっています。ぜひ皆さんの力を貸してください。

インスタをフォローしてくれたり、このnoteをシェアしてくれるだけでも嬉しいです。

共感していただける企業やアーティストの方は、ぜひコラボさせてください。

ずっと通い続ける、自分の暮らしに欠かせないフォトスタジオがすぐそばにある。そこで撮影して、自分らしい写真をずっと持っていられる。

自分の身近な人には、そうしてずっとフォトスタジオと繋がり続ける人生を歩んでほしい。

だからクッポグラフィーは、やります。駒沢公園スタジオは、それを叶える第一歩だと思っています。皆さんの大切な人に、ぜひこのスタジオのことを教えてあげてください。

"遠くまで行きたければ皆で行け"

最後に、自分の大切な仲間やお客様と歩んできた写真を添えさせていただきます。

アフリカのことわざに、僕の好きな言葉があります。

「早く行きたければ一人で行け。遠くまで行きたければ皆で行け」

僕は後者の道で、夢に向かって突き進んでいきます!

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