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アニメ「ひぐらしのなく頃に」【”鬼隠し編”感想】さっぱり意味不明な展開だが引き付けられるに十分だった

ニコ生での一挙放送が終わったばかりの、アニメ「ひぐらしのなく頃に」(第1期)。全26話というボリュームもあって、さすがに全部は見れてないが、1週間ほどアーカイブが見れるので少しずつ見ていこうと思う。

https://twitter.com/higu_anime/status/1528989189454598144

次につながる「解」はもちろん、まだ記憶に新しい「業」「卒」も一挙放送が控えている。ただでさえ人を選ぶだろう「ひぐらし」だが、「業」「卒」は更に人を選ぶものの、結末を知った上で改めて見るのもまたいいかもしれない、と今のところは見ていくつもりだ。(「業」「卒」似て非なるルートとして「巡」も赤瀬とまとさんにより連載中)

さて今回は「鬼隠し編」。「ひぐらし」のとても象徴的な話だと言ってもいいだろう。じぶんはアニメから入ったが、その後に原作ゲーム(PC)、PS4版の「ひぐらし奏」を経て、アニメ版のひぐらし「業」「卒」と見ていってる。(スマホゲーム「ひぐらし命」は現在進行形でプレイ中)アニメ版はその間にも何度も見たとは思うが、改めて見返すのは久しぶりな気がする。

まずは冒頭のバットでひたすらズシャズシャするシーンから始まる。もう逃げたくなる。逃げる間もないまま、急にほのぼの日常学園ドラマに入る。そこでまず戸惑ってしまう。しばらくはそんな日常の描写が続くものの、途中途中で気になる場面がちょいちょい出てくる。

カメラマンの富竹に出会ったのをきっかけにして、かつて雛見沢で起こった事件を知るが、レナや魅音に聞いても知らないと言って何も話してくれない。どうやら「何か」を隠しているようだ。やがて圭一は異常なほど疑心暗鬼になって・・、いや、初めて見た当初はそんな感じでは見ていなかったハズだ。レナが、魅音が、本当はとんでもなく悪いやつかもしれないと疑っていたんだと思う。だって、主人公である圭一が彼女たちをそう見ているからだ。

特に「鬼隠し編」はレナが最高にこわかったのもあるので、仕方がないことだろう。おはぎの件や、嘘だッ!!と言い放つ件もおそろしいが、圭一の家の玄関先でのこと。レナをすでに恐ろしく感じている圭一がキーロックがかかってる状態で扉を少し開けたその隙間から、レナがスッと手を入れてきてガチャガチャしながら「圭一くん、開けてよぉ~」と言ってくるシーン。そして極めつけは、大石さんと電話している圭一を、彼の部屋の隙間からそっと覗いていた(だろう)シーンだ。実際に覗いていたシーンがあったわけではないのに、ありありと想像してしまう怖さ。これは冒頭にあったような物理的な恐ろしいシーンとはまた違った恐ろしさがある。

やがて大きな謎を残したまま、圭一が非業の死を迎えて「鬼隠し編」は終わる。衝撃的な作品だと思うと同時に、「わけがわかんない」「結局、どういうこと?」の気持ちでいっぱいだった。そして、当然のように次の「綿流し編」を見ていくこととなり、「ひぐらしのなく頃に」の沼にズブズブとハマっていくことになるのだが、当時のじぶんはそのことを知る由もなかった…。


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