ブランクで得たものと今の大学生に伝えたいこと
皆さんこんにちは
今日は役者としての私のお話です。
この度、アイのセンタクキに役者として参加してるんですが、お客さんの目の前で役者やるのは実に4年振りなんですよね。この4年の間にどう演劇と関わっててきたかの話をします。
まず、映像作品には3作品出てます。
第2劇場「クセある人々」、演劇集団フミキリ「あたたたかな北上」、第2劇場「透猫公演の正体、興行と祈りのあいだ〜」の3本です。あたたたかな北上以外は現在も見れるのでリンク貼っておきますね。
クセある人々↓
透猫公演↓
クセある人々はリモート公演、あたたたかな北上は芝居を映像に収めた実質的な卒業公演、クセある人々は即興芝居というか、ただの制作として出演しました。
特にあたたたかな北上はコロナ1年目と卒業の年が被ったはちの巣座の卒業公演の代わりとなる作品でした。気の知れた同期と演劇をしあえる最後の期間で、ひたすら楽しい時間でした。
それ以外にも細々と制作をやってました。特に劇団皆奏者はこの4年間、私と演劇を繋ぎ続けてくれた存在でした。第四公演「0号」から関わり始め、今回の第九公演で番外含めて6回参加させてもらってます。いつかは役者で参加したい座組ですが、叶う日は来るんでしょうか。
ただ、この4年は本当に苦しかったのが正直なところです。だって、出たくても出られなかったから。どうしてもコロナ禍においてその対策を身につけてしまったが故に制作しかできなかった。また、就活や卒論など純粋に忙しかったのもあり、余裕がないまま気がついたら4年経ってました。演劇と関わるのが辛い、そう思って投げ出したくなった時期もありました。
ただ、劇団皆奏者を通してコロナ禍でもなんとか芝居を続けようとする後輩達の姿に繋ぎ止められていました。そして彼らと話したりする内にいつしか貯まった「経験」という武器を自覚する様になりました。
私が目標にする役者さんが居ます。澤井里依さん、関西で活躍する女優さんです。ローカルテレビとはいえレギュラー持ってる様な凄い方です。大学2年生の春、ひょんなきっかけから市民参加のリーディング公演に参加し、偶然澤井さんとペア役になりました。その時、本当に引っ張ってもらって、良い役者のお手本を見せていただいた気がしました。それから5年経って、当時の私の歳頃の大学生達に貯め込んだ「経験」で何か渡せるものが確実にできてる気がして。少しでもあの時の澤井さんに近づけていたら良いなって、少し思います。
今の大学生達に向けて、個々にアドバイスできることはあるだろうけど、全員に共通して言える事は一つです。
「演劇、楽しんで行こうぜ」
演劇は苦しい時期もあるけれど、楽しさを失ってまで続けようとするのは絶対違うんです。プロならいざ知らず、私達アマチュアはあくまで趣味なので。「真剣にやるけど深刻になるな」
とある方が言語化してくれたこの言葉が凄くわかりやすかったので紹介しときます。
かつて、結果的にこの4年の長いトンネルの入口となった、第2劇場「フライングチェック」のオーディション落選。その時悩んだ私に先輩役者がかけてくれた言葉
「演劇は長く続けたやつが勝ちなんだ、だからとにかく続けろ」
これは割と真理な気がします。でも、しんどければ少し休んで、また戻って来れば良いんです。
なんか書きたいエピソードほぼ書いたらいつにもまして散らかったな、まあいいや。
芝居で悩む誰かにこのエピソードが刺さればいいな。
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