はっぴぃのセンタク記4 関西と岡山の集客の違い

皆さんこんにちは、はっぴぃのセンタク記もはや4回目となりました。今回は岡山と関西の集客と宣伝方法の違いを見ていきたいと思います。まず、前提として今回は「大学演劇とその派生団体」の宣伝方法を比較していきます。これは僕が関西で関わっていた団体の多くと、今岡山で関わっている天神幕劇がどちらも大学の演劇団体から派生してできている団体なので、こういった定義とさせてもらってます。
今回のキーワードは「演劇人口」です。2回前のセンタク記で紹介した「関係人口」とはまた違い、今回は単純にその地域で演劇に関わってる人の数だと思ってください。
演劇人口はどうしても地域の人口に比例します。当然関西と岡山を比較した場合関西の方が人口は多いです。大学演劇で考えても関西だと一つの大学に複数の劇団があるのは割と当たり前で、3つ4つある大学もあったりします。私達とは系統が違いますが、ESSやミュージカルサークルも含めるとその数は割と莫大なものとなります。
その結果、大学生が宣伝するとなると必然的に「同年代」がターゲットとなってきます。その最たる宣伝方法が宣伝訪問です。宣伝訪問とは、制作が別団体の稽古にお邪魔して、宣伝の時間をいただくという宣伝訪問です。はちの巣座時代からコロナが流行るまでは私が一番力を入れていた宣伝方法です。これも大学の劇団同士で宣伝しあっているので、同年代に対するアプローチです。後はSNSやステージナタリー、corichといったネットに広大に宣伝するというのも効果がある程度見込めるのは、やはり演劇人口の多さから為せる宣伝だと思います。
一方岡山は「より広い世代」、そして「地域に向けて」宣伝している印象があります。
例えば天神幕劇の場合、テレビ新聞等マスメディアにプレスリリースを投げると聞いて個人的はかなりびっくりしました。また、逆にステージナタリー等はあまり効果がないと聞きました。より広い世代の目につく媒体で宣伝を行い、別世代の方々を取り込むことで客層を広げるというのは、関西だと意外と蔑ろにされてる考え方なんじゃないかなと個人的には思いました。
現状話を聞いただけではありますが、関西と岡山ではそこまで集客数に大差がついてない辺り、このアプローチは成功してるんじゃないかなって思います。
さて今回はこの辺りにして、次回予告。
①伊藤圭祐君の脚本に関して
②理論派と感覚派の演技の作り方の違い
③天神幕劇とは?
この3つの中から何か書けたらなと思います。
それではまた

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