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奇麗<後編>

人物
紺野翠(17) 高校生
神崎渉(28) 車掌
紺野進(41) 翠の父親
紺野藍(10) 翠の弟
紺野梓(33) 翠の母親。写真
名越ゆかり(38) 生物教師兼、スクールカウンセラー
末永真(51) 翠の担任
杉岡勝(31) 神崎の先輩
下斗米(32) 紺野家の隣人
駅員1(26)
警察官1、2
生徒1(17)
その他生徒
アナウンサー

〇住宅街
 裸足で歩く翠。
翠「祥汪駅の近くだから……」
名越の声「……紺野さん?」
 翠、バッと振り返る。スーパー帰りの名越の姿。
翠「名越、先生……」
 名越、手に持っていたスーパーの袋をその場に置き、翠に駆け寄る。
名越「どこ行ってたの? 大丈夫?」
翠「あ、えと……」
 翠、話そうとするが、まとまらない。
名越「大丈夫、大丈夫だからね。……ご家族に連絡する?」
翠「あ、いや、えーっと……」
 さらにパニックになる翠。
 名越、にこりと笑いかけ、
名越「……先生の家、近くにあるから来る?」
 翠、少し落ち着き、
翠「、うん」
 翠、頷く。

〇名越家・リビング
 小さめの一軒家。
 小さな骨格標本がいくつか置いてある。
 翠、テーブルにつき、座っている。
 名越、カップを持ち、翠の前に置き、対角線上に座る。
 翠、カップを包み込む。紅茶。
翠「あ、あの、服、貸してもらえませんか?」
名越「服? 先生のでいいの?」
 翠、来ている白い服をつまみ、
翠「何でもいいです。これじゃなければ」
 翠の襟元。センサーが反応している。
 ×××
 翠がリビングに入ってくる。着替えている。
 来ていた白い服を手に持っている。
翠「ありがとうございます……」
 テーブルについていた名越、少し首を傾げ、
名越「いいよー……それ、貸して?」
 翠、白いシャツを少し掲げ、
翠「これ、ですか?」
 翠、白いシャツを名越に手渡す。
名越「ありがとう」
 名越手元。白い服を少し詮索し、襟元のセンサーに気付く。
 名越、数秒考え、
名越「……聞いてもいい?」
 翠、静かに頷く。
名越「この数日間、何したの?」
翠「監、禁? されてました」
 名越、少し眉を上げるも、すぐに戻る。
名越「そっ、か……誰に?」
 翠、目線をさまよわせ、
翠「わかんない、です。名前、教えてくれなかった」
名越「この近く?」
 翠、頷く。
名越「今、その人は?」
翠「仕事、行ってる、と思います」
名越「……とりあえず、警察に行かなきゃね。親御さんにも連絡しなきゃ」
 ビクリと反応する翠。
翠「お父さん、藍……」
 名越、電話を手に取り、立ち上がる。
 インターホンが響く。沈黙。
 数秒後、再度インターホン。
翠「出て、いいですよ」
 名越、翠に笑いかける。
名越「いや。大丈夫」
 玄関の扉が強くたたかれる音。
 翠と名越、ビクリとする。
 再度玄関の扉をたたく音。

〇同・玄関・中
 警戒した様子の名越が扉の前に立つ。
名越「どちら様ですか」
 声色を変えた神崎の声。
神崎の声「宅急便です」
 名越、玄関を覗いている翠を見て、口パクで、
名越「この人?」
 翠、無言で首を振る。
 名越、少し考え、
名越「すみません、今出れないので外に置いておいてもらうこと可能でしょうか」
神崎の声「ご本人様に受け取っていただかなければならないものでして……」
名越「すみません、今本当に出れないので……」
 どこかに去る足音。

〇同・リビング
 リビングの窓が割れる。
 リビングから廊下を覗いていた翠、驚き、振り向く。
 窓の外から笑顔の神崎が入ってくる。
 駅員の制服(帽子無)姿。
神崎「どこにも出ちゃダメ、って言ったじゃないか」
 名越、玄関から急いで翠をかばうように立つ。
 神崎、眉をひそめ、
神崎「名越ゆかり、生物教師か」
名越「アンタ、誰?」
 神崎を睨む名越。
 神崎、無言で名越を殴る。白い手袋をはめている。
翠「先生‼」
 翠、名越に駆け寄る。
 名越、倒れる。
 翠に近づく神崎。翠、後ずさる。
 神崎、翠に手を伸ばす。
神崎「ほら、帰るよ」
 翠、首を大きく振り、玄関へ逃げようとする。
神崎「じゃあ、」
 神崎、振り返る。

〇同・玄関
 玄関に足をもつれさせながら来た翠。
 かすかに何かを開ける音。
 翠、ハッとし、引き返す。
翠「やめてっ」
 翠、リビングに向かう。

〇同・リビング
 逼迫した表情で入ってくる翠。驚愕の表情を浮かべる。
翠「先生……」
 目線の先。笑顔で血濡れた包丁を持つ神崎と、血まみれの名越。
神崎「ねぇ、君が出ていったせいで、死んじゃったよ? ほら、君は僕の所にいるべきなんだ。もう、死体増やしたくないでしょう?」
 神崎の白い手袋が赤い血で濡れている。
 絶望の表情をした翠。

〇端偉駅・掲示板前(朝)
 真夏。セミの鳴き声が聞こえる。
 掲示板に半年前から行方不明として翠が乗っているポスターが貼られている。
 車掌姿の神崎、ポスターを見ている。
 薄手のジャケットを着ている。
 後ろから杉岡が声をかける。大粒の汗をかいている。ジャケットは来ていない。
杉岡「おー、神崎。お前、暑くねーか?」
 神崎、掲示板から目を離さず、
神崎「大丈夫です」
 杉岡、掲示板を見て、
杉岡「行方不明の女子高生ねー……物騒な話だよなー」
神崎「そうですね」
杉岡「高校生だもんなぁ。迷子とかじゃねーだろーし」
神崎「……自分でいなくなったのでは?」
 杉岡、少し考え、
杉岡「あー、学校でも浮いていたらしいしな」
 神崎、さも不思議そうに、
神崎「……誰が言ってたんですか? それ」
杉岡「噂だよ、噂。おんなじ学校の子たちがそんな話してた。個々の駅も使ってたそうじゃん。この間警察来てたし」
 神崎、掲示板を見ている。

〇1か月前・端偉駅・駅員室
 車掌姿の神崎の前に警察官1、2。
警察官1「この子を、ご存じないですか?」
 警察官1が翠の写真を神崎に見せる。
 神崎、写真を見、少し考えるそぶりをしたのち、
神崎「朝の学生たちの中にいたかもしれませんが……あんまり印象に残ってないですね」

〇元の端偉駅・掲示板前(朝)
 会話する神崎と杉岡。
神崎「そんなこともありましたね」
 神崎と杉岡の後ろからかすかに足音が聞こえる。
神崎「俺、そろそろ戻ります」
 神崎、帽子をかぶり直し、その場を離れる。
杉岡「おー、いってら」
 杉岡、神崎の方を見ず適当に返す。

〇同・掲示板-ホーム間通路(朝)
 歩く神崎。掲示板の前に杉岡だけ残っているのが見える。
 そこへ紺野が近づくのが見える。
紺野の声「あ、あの、翠について何かご存じですか?」
杉岡の声「あ、このポスターのですか?」
紺野の声「ええ、私の娘、でして……」
 神崎、紺野と杉岡の話を後ろ手に聞きながら歩き去る。

〇同・掲示板前(朝)
 会話する杉岡と紺野。紺野、少しやつれた様子。
杉岡「いやぁ、お力になりたいところですが、あいにく利用する学生は多くて。一人一人はさすがに……」
紺野「そう、ですよね……何か思い出したら! 小さなことでも、お願いします」
杉岡「ええ。もちろんです」
紺野「あ、さっきの方にも……」
 杉岡、神崎の向かった方向を見て、
杉岡「ああ、聞いておきますよ。あいつ、こっち来てから朝勤務多いんで。知ってるかもしれない」
紺野「お願いします。」
 紺野、頭を深々と下げる。
 紺野、頭を上げ、
紺野「(小さな声で)どっかで……」
 紺野、神崎の歩き去った方を見る。

〇神崎家・ダイニング
 ソファに座る翠。無表情。一層色白になり、痩せている。
 白い服を着ている。
 電話が鳴り響く。
 翠、力なく立ち上がり、電話を取る。
翠「……」
神崎「ご飯食べた?」
翠「……」
神崎「食べろよ? これ以上痩せたら、綺麗じゃないからね!」
 電話が切れる。
 翠、力なく電話を戻す。
 翠、ボーっと歩き出し、神崎の部屋の前に立ちどまり、無表情でドアノブに手を掛ける。
 突っかかることなく回るドアノブ。
翠「え……」
 驚いた表情の翠。
 少し開いた扉から暗い部屋が見える。
翠「開いた……」
 翠、恐る恐る神崎の部屋に入る。

〇同・神崎の部屋
 翠が入ってくる。手探りで電気をつける。照らされるハーバリウムや剥製。
翠「何、ここ……」
 恐る恐る足を踏み入れる翠。
 きょろきょろと見まわしながら、歩みを進める。
 伏せられた写真立て。翠の手が伸びる。
 写真立てをひっくり返す翠。
翠「うそ……」
 驚きの表情を浮かべる翠。
 写真立て。梓の写真。
 ボーゼンと写真を見る翠。
 電話が鳴る。翠、ビクリと反応する。
 写真を手に持ったまま部屋を出る。

〇同・ダイニング
 電話が鳴っている。翠、神崎の部屋からダイニングへ入り、恐る恐る電話を取る。手が震えている。
翠「はい……」
神崎の声「(低い声で)ねぇ、僕の部屋に入ってないよね?」
 目を見開く翠。
翠「(空気を吸い込む音)」
神崎の声「入ってないよね?」
翠「……」
 翠の受話器を持つ手に力が入る。
神崎の声「……」
 沈黙のまま、電話が切れる。
 翠、力なく電話を持つ手を下ろし、写真を見つめる。
翠「お母さん、だよね……?」
 翠の手元。梓の写真。

〇同・翠の部屋(夕)
 ベッドに横たわる翠。
 玄関が開く音。少し乱暴な足音が聞こえる。
神崎の声「おい、出てこい!」
 扉が開く。
 翠、天井を見上げて動かない。
 不機嫌な神崎が入ってくる。
神崎「僕の部屋、入ったよね?」
翠「……」
 神崎、翠と無理やり目を合わす。
 翠、光のない目で見つめ返し、
翠「でも、入っちゃダメって言われてない」
 神崎、大きく舌打ち。翠の腕をつかみ、引っ張る。
神崎「来い」
 されるがまま起こされる翠。

〇同・神崎の部屋(夕)
 電気が付く。照らされるハーバリウムや剥製。
 神崎と、腕を掴まれた翠が部屋を眺めている。
神崎「……僕は綺麗なものが好きだ。でも、花は枯れるし、動物は老いる。だから僕は一番きれいな状態で居させてあげる」
 神崎、翠の手を離し、ベッドに腰かけ愛おしそうにロンをなでる。
 ロンの目線の先。梓の写真。
翠「……その子は?」
神崎「ロン。僕の相棒。僕が初めて完全な姿にした」
翠「……あたしも、そうするの?」
 神崎、ゆっくりと翠を見、
神崎「もちろん! でも、今すぐじゃない。まだまだ君は綺麗になれる……してあげる」
 翠、少し声を震わせ、
翠「……お母さん、みたいに?」
 神崎、一層笑みを濃くし、
神崎「ああ、僕の一番の理想であり、女神様だ。でも、僕がこういうことをできるようになる前にピークが過ぎてしまった。今のあいつに価値はない」
翠「あの人を、知っているの?」
 神崎、梓の写真を見、
神崎「紺野梓が君たちの所から離れた後、僕の家族になった」
 翠、驚きの表情。
神崎「君にとっては嫌な思い出だろうね。でも、僕にとっては人生で一番の出来事だ」
翠「あなたは、あの人の息子?」
神崎「書類上は。僕は相手の……父親というのも嫌なクズなんだけれど、の連れ後だよ」
 翠、俯く。
翠「あたしは、お母さんじゃないよ」
神崎「そうだよ。もっと綺麗で、もっと素敵だ。それを完璧な状態で僕が残してあげる」
 神崎、翠の傍まで歩き、愛おしそうに頬をなで、顔を上げさせる。
神崎「そのためにも、もっと食べろ。泣くな。笑うな。やせ細って骨みたいになったら綺麗じゃないし、表情がゆがむとしわが付く」
 翠の瞳が揺れている。
 神崎、優しい声になり、
神崎「怖がらなくていい。だって、死ねるんだよ? ここに居れば君が望んだ死にたどり着けるんだ」
翠「(少し震えた声)あたしは、消えたい」
神崎「だからそれは一緒でしょ? 何でそんなにこだわるんだよ」
翠「(叫ぶように)一緒じゃない!」
 呆れたようにため息をつく神崎。

〇端偉駅・駅員室
 神崎が電話をかけている。無表情。
 コール音が途切れ、
翠の声「……」
神崎「……」
 神崎、無言で切る。
 杉岡が入ってくる。神崎、表情を作る。
杉岡「神崎―」
神崎「はい?」
杉岡「あのー、行方不明の女子高生のお父さんがお前のこと呼んでる」
 神崎、一瞬表情が消えるがすぐに笑顔で、
神崎「なぜ?」
杉岡「さあ? ただ、昨日俺と話しているところ見てたらしくて、あの人にも話聞きたいって言ってたけど。掲示板の所ね」
神崎「はぁ……ありがとうございます。行ってきますね」
 神崎、部屋を出る。

〇同・バックヤード・通路
 無表情の神崎が歩いている。

〇同・掲示板前
 翠のポスターを見る紺野。
 人当たりの良い笑みを浮かべた神崎が歩いてくる。
神崎「どうも。僕を及びだとお伺いいたしまして」
 紺野が神崎を見る。
紺野「やっぱり。あなた、半年くらい前にうちの前にいらっしゃいましたね」
 神崎、首を傾げ、
神崎「? 半年前?」
紺野「ええ。隣の下斗米さんの所に用があるとか言って」
神崎「下斗米……僕の知り合いにそんな名前の人はいませんが」
紺野「とぼけないでください」
 神崎、不思議そうに、
神崎「そういわれましても……下斗米なんて珍しい名前、そうそう忘れるわけないですし」
紺野「あくまでも白を切るつもりですか」
神崎「ですが……僕、仕事あるんで、失礼しますね」
 神崎、腕時計を見歩き出す。
 紺野、神崎の腕をとっさに掴む。
紺野「待ってくださ……」
 神崎、紺野の手を勢いよく払う。
神崎「触るな!!」
 神崎、紺野を睨みつける。
神崎「(少し早口で、)……すみませんね。お力になれなくて。息子さんと頑張ってください。……あなたによく似た」
 紺野、神崎を少しにらみ、
紺野「警察に話させていただきます」
 神崎、紺野を下げずんだ目で見たのち、歩き去る。

〇同・バックヤード・トイレ
 ジャケットを脱ぎ、腕を洗う神崎。
 紺野に掴まれたところを力強く洗う。
神崎「よりによってあの男に触れられるなんて」
 腕を洗い続ける神崎。
神崎「僕の女神様を汚した、あの男に」
 神崎の目。光は無い。

〇神崎家・ダイニング(夜)
 ソファに寝ころぶ翠。目をつぶっている。
 ソファ前でパソコンをつつく神崎。
 翠、静かに目を開く。翠目線。神崎越しにパソコンの画面が見える。
 パソコン画面。遺体用冷蔵庫のサイト。
翠「……」
 神崎がパソコンを操作する音が響く。
 翠、静かに目線を天井へ向け、目をつぶる。
 にたりと笑う神崎。翠の方へ振り向き、手をなでながら、
神崎「少し早いけど……でも、仕方ない。これ以上壊れる前に……」
 神崎、翠の頭をなでる。
 目を閉じてされるがままの翠。

〇同・同(早朝)
 神崎が仕事に行く準備をしている。
 翠、翠の部屋から入ってくる。
神崎「(少し冷たい声で)起きたの?」
翠「……目、覚めた」
神崎「あ、そ」
翠「こんな、早いの?」
神崎「ん……」
 神崎、玄関に向かう。
 翠、ついていく。
神崎「何がしたい?」
 神崎、不審げ。
翠「……嫌?」
神崎「なんか、変な気がする」
翠「普通、だよ」
 ぎこちなく笑う翠。
 不審げな表情の神崎。
 翠、すぐに無表情になる。

〇同・玄関・中(早朝)
 家を出ようとしている神崎、見送る翠
神崎「……間違っても、逃げれるとは思わないで」
 翠、静かに頷く。
神崎「……死体、増やしたくないでしょう?」
 翠、無表情だが、目に光が宿っている。
 疑うような眼を翠に向ける神崎。
翠「行って、らっしゃい」
 神崎、訝し気ながら、家を出る。
 扉が閉まる。
 翠、ポツリと呟く。
翠「……死体は、増えるよ」
 翠、満面の笑みを浮かべ、静かにダイニングに戻る。

〇同・ダイニング
 起動しているエアコン。操作音がし、電源が切れる。
 無言で部屋を歩く翠。白い服。
 翠の額から汗が垂れる。カーテンを開ける。日が差し込む。
翠「いい、天気だ」
 笑顔の翠。
 キッチンへ移動し、包丁を手に取る。窓際まで移動する。

〇端偉駅・ホーム
 駅員姿でホームに立つ神崎。スマホを見ている。
 スマホ画面。センサーが窓際で止まっているのが見える。

〇神崎家・ダイニング。
 電源が切れたエアコン。
 窓の外。青空。
 うめき声と人が倒れる音が聞こえる。
 一瞬の沈黙後、ハエの羽音。

〇端偉駅・駅員室
 杉岡がテレビでニュースを見ている。
アナウンサーの声「昨日夕方、行方不明であった女子高生を拉致監禁したとして、神崎渉容疑者28歳が逮捕されました」
 テレビ画面。ニュースを読むアナウンサー。
アナウンサー「警察によると、翠さんが行方不明となった時期と同じころ、神崎容疑者が翠さんの家付近に出没していたことが発覚。神崎容疑者の自宅を訪ねたところ、腐敗した遺体とともに、神崎容疑者を発覚。逮捕に至ったということです」
 壁にかかった神崎とネームタグが付いた制服。
アナウンサーの声「調べに対して神崎容疑者は、あんなに汚いものなんて知らない、僕の家にあんなものは無い、と容疑を否認している模様です」
 静寂。ハエの羽音が響く。

奇麗-完-

#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門

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