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日本の皆さんに現行憲法と自民党改正草案についての説明

https://constitution.jimin.jp/document/draft/

立憲民主は現行憲法よりですよね

新しい前文

( 前 文 ) 日 本 国 は 、 長 い 歴 史 と 固 有 の 文 化 を 持 ち 、 国 民 統 合 の 象 徴 で あ る 天 皇 を 戴 く 国 家 で あ っ て 、 国 民 主 権 の 下 、 立 法 、 行 政 及 び 司 法 の 三 権 分 立 に 基 づ い て 統 治 さ れ る 。 我 が 国 は 、 先 の 大 戦 に よ る 荒 廃 や 幾 多 の 大 災 害 を 乗 り 越 え て 発 展 し 、 今 や 国 際 社 会 に お い て 重 要 な 地 位 を 占 め て お り 、 平 和 主 義 の 下 、 諸 外 国 と の 友 好 関 係 を 増 進 し 、 世 界 の 平 和 と 繁 栄 に 貢 献 す る 。 日 本 国 民 は 、 国 と 郷 土 を 誇 り と 気 概 を 持 っ て 自 ら 守 り 、 基 本 的 人 権 を 尊 重 す る と と も に 、 和 を 尊 び 、 家 族 や 社 会 全 体 が 互 い に 助 け 合 っ て 国 家 を 形 成 す る 。 我 々 は 、 自 由 と 規 律 を 重 ん じ 、 美 し い 国 土 と 自 然 環 境 を 守 り つ つ 、 教 育 や 科 学 技 術 を 振 興 し 、 活 力 あ る 経 済 活 動 を 通 じ て 国 を 成 長 さ せ る 日 。 本 国 民 は 、 良 き 伝 統 と 我 々 の 国 家 を 末 永 く 子 孫 に 継 承 す る た め 、 こ こ に 、 こ の 憲 法 を 制 定 す る 。

自民党改正草案

天皇を戴くとか頂けない
僕は反対ですね
後でも色々記述しますけど
あともうすでに重要な地位は占めていると
和や家族や社会全体についての記述が追加
全体的に多少、ナショナリズムな方向に進みますね


自民党の改正案は

天皇の元首としての地位

第 一 条 天 皇 は 、 日 本 国 の 元 首 で あ り 、 日 本 国 及 び 日 本 国 民 統 合 の 象 徴 で あ っ て 、 そ の 地 位 は 、 主 権 の 存 す る 日 本 国 民 の 総 意 に 基 づ く 。

自民党改正草案

国家元首という明記が
現行とはたしてる役割は変わりませんけど

内閣の助言(現行)が
内閣の進言に変わってる(草案)
個人的には支持しません


憲法九条

第 二 章 安 全 保 障 ( 平 和 主 義 ) 第 九 条 日 本 国 民 は 、 正 義 と 秩 序 を 基 調 と す る 国 際 平 和 を 誠 実 に 希 求 し 、 国 権 の 発 動 と し て の 戦 争 を 放 棄 し 、 武 力 に よ る 威 嚇 及 び 武 力 の 行 使 は 、 国 際 紛 争 を 解 決 す る 手 段 と し て は 用 い な い 。 2 前 項 の 規 定 は 、 自 衛 権 の 発 動 を 妨 げ る も の で は な い 。 ( 国 防 軍 ) 第 九 条 の 二 我 が 国 の 平 和 と 独 立 並 び に 国 及 び 国 民 の 安 全 を 確 保 す る た め 、 内 閣 総 理 大 臣 を 最 高 指 揮 官 と す る 国 防 軍 を 保 持 す る 。 2 国 防 軍 は 、 前 項 の 規 定 に よ る 任 務 を 遂 行 す る 際 は 、 法 律 の 定 め る と こ ろ に よ り 、 国 会 の 承 認 そ の 他 の 統 制 に 服 す る 。 3 国 防 軍 は 、 第 一 項 に 規 定 す る 任 務 を 遂 行 す る た め の 活 動 の ほ か 、 法 律 の 定 め る と こ ろ に よ り 、 国 際 社 会 の 平 和 と 安 全 を 確 保 する た め に 国 際 的 に 協 調 し て 行 わ れ る 活 動 及 び 公 の 秩 序 を 維 持 し 、 又 は 国 民 の 生 命 若 し く は 自 由 を 守 る た め の 活 動 を 行 う こ と が で き る 。 4 前 二 項 に 定 め る も の の ほ か 、 国 防 軍 の 組 織 、 統 制 及 び 機 密 の 保 持 に 関 す る 事 項 は 、 法 律 で 定 め る 。 5 国 防 軍 に 属 す る 軍 人 そ の 他 の 公 務 員 が そ の 職 務 の 実 施 に 伴 う 罪 又 は 国 防 軍 の 機 密 に 関 す る 罪 を 犯 し た 場 合 の 裁 判 を 行 う た め 、 法 律 の 定 め る と こ ろ に よ り 、 国 防 軍 に 審 判 所 を 置 く 。 こ の 場 合 に お い て は 、 被 告 人 が 裁 判 所 へ 上 訴 す る 権 利 は 、 保 障 さ れ な け れ ば な ら な い 。 ( 領 土 等 の 保 全 等 ) 第 九 条 の 三 国 は 、 主 権 と 独 立 を 守 る た め 、 国 民 と 協 力 し て 、 領 土 、 領 海 及 び 領 空 を 保 全 し 、 そ の 資 源 を 確 保 し な け れ ば な ら な い 。

自民党改正草案

自衛権の明記(妨げないとの言い方で)と
国防軍についてなど


各種追加規定

国政についての説明責任
家族についての規定
などなど


緊急事態条項の追加


武力攻撃や内乱、大規模災害とか通常、緊急事態とされるときに
国家としての権限の強い行動がとれるようになる

憲法は国の在り様、システムのもっとも根幹についての規定だと思いますけどね


自由についての記述の削除

 〔 削 除 〕
第 九 十 七 条 こ の 憲 法 が 日 本 国 民 に 保 障 す る 基 本 的 人 権 は 、 人 類 の 多 年 に わ た る 自 由 獲 得 の 努 力 の 成 果 で あ つ て 、 こ れ ら の 権 利 は 、 過 去 幾 多 の 試 錬 に 堪 へ 、 現 在 及 び 将 来 の 国 民 に 対 し 、 侵 す こ と の で き な い 永 久 の 権 利 と し て 信 託 さ れ た も の で あ る 。

追加
( 憲 法 尊 重 擁 護 義 務 ) 第 百 二 条 全 て 国 民 は 、 こ の 憲 法 を 尊 重 し な け れ ば な ら な い 。

自民党改正草案

自由や人権の記述は新しい前文にもありますけど

全体的に
民主的、自由主義的憲法から
より多少、国家より、日本型ナショナリズムよりになっている
いい憲法だと思いますけど
本格的な自主憲法ですね

自民党改正案なら許容範囲内でここから天皇主権とかになったら
もう完全にNOですけど

適切なラインはどこかで
エスカレーションを恐れたら何もできなくなりますけどね
なんだってエスカレートした事態が想定できるわけで
エスカレートもそうですけど
コントロールできないことこそ何か未熟で恐ろしい

立憲民主党が現行憲法より
自由民主党がこの改正案なのは
当たり前にうなづけますよね

国民の皆さんがどちらを支持するか
よく議論して決まっていくのでしょう
(立憲民主も憲法を変えないものでもないですね)

右派左派について
そもそもは右派が保守で左派が新進(革新とか急進で社会主義や共産主義まで行くか)
その国や時代によって何が保守で何が新進かも変わりますけど
日本の場合、一概に言えない
自民党が現行憲法より国家よりに戻すというか
こういうのを保守とするか
立憲民主みたいに現行憲法を守るのを保守とするかみたいな
どっちも保守かな

日本共産党の見解


僕はZS人ですけど
日本の皆さんの繁栄を願っていますよ


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