会いにきたよ、カジカエデ
今年の夏に一目惚れしてしまった、カジカエデの木。
高尾山から北西へと続く尾根の先にある景信山。
その山の近くにカジカエデの木は立っています。
初めて出会った時のルートで、また会いに行きたい。
けれど、高尾山口駅から歩いて高尾山~小仏城山~小仏峠~景信山へと縦走して行くとなると、4時間はかかってしまう。
🌿
今年の夏、この木に出会って、ただただ圧倒されました。
しなやかでのびやかで、光を通す大きな葉を思いっきり広げ、
一本の木なのに林のような、そんな木に。
秋が深まって大きな葉が黄色く色づく頃には、会いに行かなければ。
11月も下旬にさしかかった頃、小仏の景信山登山口から登る一番近いルート(片道1時間半)で向かうことにしました。
どんな姿になっているのだろうか、
まだ、葉は残っているのだろうか。
少しドキドキしながら、カジカエデの立つ尾根道へと向かいます。
🍂
黄色く色づいた葉は、すでに半分以上が落ちていました。
夏に会った時とは様相を全く変えていて
なんだか、夏に見た時よりも一回りも二回りも小さくなったように感じました。
正直言うと、あれ? 同じ木なの?って思うような。
季節によって全く印象が異なることに少し驚きました。
このカジカエデの木は、これまでどんな歴史をたどり、今この山の中で生きているのでしょうか。
残念だけど、それを知ることはできないのですよね。
もっと寒くなったら
また会いにくるよ、カジカエデ。
今度は、あなたを眺めながら温かい珈琲でも飲みましょうか。