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会いにきたよ、カジカエデ

今年の夏に一目惚れしてしまった、カジカエデの木。

高尾山から北西へと続く尾根の先にある景信山。
その山の近くにカジカエデの木は立っています。

初めて出会った時のルートで、また会いに行きたい。

けれど、高尾山口駅から歩いて高尾山~小仏城山~小仏峠~景信山へと縦走して行くとなると、4時間はかかってしまう。

                                   🌿

今年の夏、この木に出会って、ただただ圧倒されました。

しなやかでのびやかで、光を通す大きな葉を思いっきり広げ、

一本の木なのに林のような、そんな木に。

夏のカジカエデの木の写真
カジカエデの木
株立ちとなっていて上部でさらに枝を大きく広げている
  2024年7月撮影
カジカエデの木の写真
カジカエデの木の上部
大きな明るい緑の葉っぱが茂って林のようだ
2024年7月撮影

秋が深まって大きな葉が黄色く色づく頃には、会いに行かなければ。

11月も下旬にさしかかった頃、小仏の景信山登山口から登る一番近いルート(片道1時間半)で向かうことにしました。

どんな姿になっているのだろうか、
まだ、葉は残っているのだろうか。

少しドキドキしながら、カジカエデの立つ尾根道へと向かいます。

                                   🍂 

黄色く色づいた葉は、すでに半分以上が落ちていました。

夏に会った時とは様相を全く変えていて

なんだか、夏に見た時よりも一回りも二回りも小さくなったように感じました。

正直言うと、あれ? 同じ木なの?って思うような。

季節によって全く印象が異なることに少し驚きました。

このカジカエデの木は、これまでどんな歴史をたどり、今この山の中で生きているのでしょうか。

残念だけど、それを知ることはできないのですよね。


もっと寒くなったら
また会いにくるよ、カジカエデ。

今度は、あなたを眺めながら温かい珈琲でも飲みましょうか。


黄葉したカジカエデの写真
カジカエデの木
黄色く色づいた葉は半分以上落ちていた
2024年11月撮影
登山道脇の黄葉したカジカエデの写真
登山道脇に立つカジカエデ
クマザサが茂る斜面の少し下に生えている
2024年11月撮影
黄葉したカジカエデの上部の写真
カジカエデの木の上部
葉が散ってしまったため、空に向かって伸びる枝の様子がよくわかる     2024年11月撮影
地面の上に落ちたカジカエデの葉の写真
地面に落ちたカジカエデの葉
登山道のカジカエデの落ち葉の写真
登山道に積もったカジカエデの葉
青空にかざしたカジカエデの葉の写真
 カジカエデの落ち葉を青空にかざす


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