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No.276/心のVIPルームへの入室方法とは何か?

2024.10.02

こんにちは、くのてつです。

心理学を学び、営業のスペシャリストと活動されている自分のメンターの知人から「上質世界の概念とお客さん」について学んだことがあります。

その方は「上質世界=心のVIPルーム」と表現されていて、いかに相手(≒お客さん)の心のVIPルームに入れていただけるかどうか、が営業にとって大切なことだと教えてくださいました。

つまり、相手(≒お客さん)が営業側を自分の心のVIPルームに入れてあげる、というほどに信頼関係を構築できるか、ということです。

そうなると、商品をガンガン紹介して「売ろうとする」アクションは相手(≒お客さん)を遠ざけていく行為とも言えます。

相手=家族、友人、仲間などに置き換えても、これは成立します。
(※ここでは便宜上「≒お客さん」としています)

では自分が「心のVIPルーム」を常に意識しているのか?と問われれば、そんなことはありません。

ただ、その方からの学びで強化できことは実践してきたと思います。

当時の自身のメモには「人柄本意の実践」と「五常の徳実践」と書いており、その具体的な行動として「忠恕」と記していました。

日々誠実であろうと意識してきたものの、まだまだ自分には足りていないと痛感して、論語の孔子のように「忠恕を貫く」ことを今一度実践しようと思い、意識強化してきた訳です。

実際に成果と言えるほどまだまだ手応えはありませんが、実際に子どもたちと接する自分、保護者の方と接する自分、職場の同僚と接する自分の立ち振る舞いが変わったとは思います。

まず相手の話に耳を傾ける、知ろうとする、自身の考えを強制、強要する姿勢を取らないなど、意識をしているとこれまでよりコミュニケーションに深みが出たように感じています。

相手から歩み寄ってくれる場面が以前より多くなったのは、そんな自分の姿勢も1つ要因になっているのではないかと思います。

今こうして振り返ると、これが「心のVIPルーム」に入れていただく一歩目なのかも知れません。

忠恕を貫く、という姿勢を意識していると、これは利他の精神に通ずるものではないかと感じています。

この姿勢を意識すると自然と相手のことを考える必要があり、行動もまた私利私欲、自分本位なものに走ることを是正してくれます。

怠け者の自分にとっては、ある意味いい仕掛けなのかも知れません。

「心のVIPルーム」に入れていただくことは、自分の人間力を高めることとイコールだと捉えています。

自分にとっての人間力は一番のテーマで、この数年かけて取り組んでいるものでもありますので、一層精進していきます。

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