No.267/小さな先生たちが教えてくれること
2024.09.23
こんにちは、くのてつです。
今日は祝日ということもあり、朝から都内某所にてスポーツイベントを担当してきました。
「かけっこ教室」という名のかけっこをしないアプローチ。
にも関わらず、手前味噌ですが保護者の方にもご納得いただける内容です。
ということで、満員御礼で喜んで帰っていただけたので、一安心です。
こういうイベント型のスポーツ教室を単発で行うと、全員が初めて出会うお子さんです。
もちろん過去に会ったことがある、というケースもありますが稀ですし、そもそもその子の特徴特性はもはや記憶ありません。
その中で組み立ていく難しさはあるのですが、いろんな発見があってとても勉強になります。
今日は4歳から10歳まで幅のお子さんを一気に受け入れる、という割と乱暴な集客を運営側がやってしまったこともあり、難易度もなかなかでしたが気づきもまた多かったように思います。
例えば、4歳の男の子。
順番に目標のラインまで走っていると、全く別の場所に向かって駆け出していきます。
「こっちだよ」と言っても逆方向に行くし、「戻ってきて」と言っても戻ってきてくれません。
ちなみのこの間、他の19人の子どもたちはその様子を見て待ちぼうけです。
他にも9歳の男の子。
自分の順番が待ちきれず、話を聞くも半ばで動き出してしまいます。
指示を出す前に勝手に動き出したり・・・。
これに触発された4歳、5歳の子たちも一緒に動き出します(笑)
これだけ挙げてみると、どこかカオスな状況が想像できるのではないかと思いますが、意外とそうでもないんです。
何で言うことを聞いてくれないんだ・・・、というのは大人の視点であって子どもたちにその視点を当てて考えることはナンセンスですね。
誰もが理解をしつつ、これがまた難しい話です。
大人と子どもでは見えている景色が180度違ってもおかしくないので、そう考えると「なぜこの子は勝手に走り出しのだろう?」と考えてみるのもありかなと。
このように一呼吸置くことが重要なのでうが、周りの子たちやその保護者の目を気にしてしまうとこんな悠長には考えられません。
結果、てんやわんや、カオスに陥ってしまう・・・なんてシーンはよくある訳です。
ちなみに自分は、指示通りに動けない、話を聞いてない、暴走する・・・そんな子どもたちがいても、カオスに陥ることはありません。
おそらく、割とうまいことまとめてるいる方だと周りには思ってもらえると思います。
ウルトラC的に技はありませんし、経験値がべらぼうに必要だということもありません。
きっと誰もができるアプローチなので、近々自分なり体系化してみようかな・・・なんて考え中です。
結局何が言いたいかと言えば、子どもたちとの出会い、指導現場には学びや気づきが無数に散らばっているということです。
小さな先生たちに心より感謝です。