米国株下落の本当の理由
今回の株価調整の原因が、個別企業の決算だと見ている人も多いと思います。
しかし、実際はそれよりも債券の需給が今回の株価調整に大きく関係している可能性が高く、それを見ることで今後の米国株の見通しも立てやすくなると思うので解説します。
Twitterでも発信しましたが、著名な投資家ビルアックマンが米国債のショートを解消したとツイートしてから米国債の買い戻しが起き、金利が急速に低下しました。
この10/23に米国10年債利回りは4.98%から4.84%まで低下しています。
しかし、現在は再びこれが上昇した形になります。
一般的に金利と株式のバリュエーション(PER)は天秤の関係にあるので、これによって株式市場も振り回される展開が続いています。
そしてこの金利の上昇の要因は、好調な米国の経済指標もありますが、もう少し正確に言うと米国債の需給が悪化していることが背景にあると思います。
こちらは米国の財務省の預金口座(TGA)とS&P500を比較したチャートですが、概ね逆相関していて、足元ではTGAが大きく上昇していることがわかります。
そしてここからが重要なポイントです。
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