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~素敵な古民家カフェと蔵ギャラリーに出逢う~ 難病や障がいを持つ子ども達と、その家族のキャンプ『かけはしプロジェクト』in小淵沢【番外編】
お盆シーズンの小淵沢駅
楽しくヘトヘトになったキャンプ。
本当に笑顔の絶えない時間を過ごしました。
この夏最大の経験となったのは、間違いありません!
そんな仲間(参加者、スタッフ共に仲間!)と再会を誓いつつ別れ、小淵沢駅に送ってもいました。
表通りから見る『小淵沢駅』
小淵沢駅ロータリーにある、観光案内所
ちなみに、奥に見える青いバスは『リゾナーレ八ヶ岳』への送迎バス
この日は、8月12日。
お盆の帰省シーズンで、その日の朝取った特急列車指定席は、多分ラスト1席だったのではないか?と、思うほど他の列車は満席。
駅改札周辺は人が溢れています。
乗る列車のチケットは、解散時間等を考慮し、余裕を見て取ったので、この時点でまだ2時間弱ほど余裕がありました。
電車内でお弁当を食べる事も考えたのですが、来る時に
「なんとなく、振動が大きいからお弁当拡げるのが大変そう」
と、よぎったのを思い出し、この時間でランチにすることにしました。
特急列車を待つ間に食事する場所探し
駅前の様子
小淵沢駅ロータリー周辺には、お土産物店が数件並び、それに併せて食事のできるコーナーが設けられていたり、バブル期に高原観光者が好みだったと思われる設えの、洋食屋が並んでいたりします。
その洋食店に入ろうとしたら、開店までにはまだ時間があるようで…
他のお店で、こだわりのあまり感じられない、蕎麦やうどんを食べるのも、味気ない…
そんな、迷いを抱えながら、なんとなく商店街通りを入って行くが、食事のできそうな店舗は見当たらない。
「やっぱり、お土産店のうどんでも食べようか…」
と思い、Uターンをしようとしたら、路地を下る階段を発見!
「食事のできる場所は無さそうだけど、面白うそうだから下りてみるか」
そう思い、階段を下りながら気になった…
あの建物、蔵っぽいけど何か看板が出ている!
単に気になったので、興味で近づく…
「薬膳料理と築100年の古民家」
とある!
面白いスポット発見です!
しかも、下の方に小さく
「~日替わりランチのご用意もしております~」
と、書いてある!!
この日は、月曜日、時間は11時を少し回ったところ。
開いてる♪
迷わず、門を目指します。
素敵なカフェ発見!
蔵を構えるだけあって、立派な門構え!
門に向かって左に蔵が建ってます。
蔵がカフェかと思っていたら…
あ、違った(笑)
カフェは本当に古民家にありました。
入り口ののれんが、涼しげ 風を誘っているよう
入り口奥に厨房があるらしく、声はするが玄関に来客を知らせる合図がないため、なかなか気づかれない私…
意を決して
「こんにちは~」
と、声を張る。
なんとなく恥ずかしそうに、スタッフの方が出てきて、縁側の席に案内してくれました。
縁側の心地の良い席に、ワクワクする
窓は網戸になっていて、外気が入ると心地良い。
薬膳と謳っているので、外に生えているのは薬草?
そんな事を思いながら、メニューをめくる。
可愛いメニュー
ランチメニュー
その他、スィーツ、ドリンクメニューがありますが、ランチはこの2種で、前日までに予約が無ければ、日替わりになります。
ランチと、お疲れさまビールを注文し、店内の雰囲気を感じながら待ちます。
通された縁側の席からの室内
そうこうするうちに、お料理が到着しました!
体に優しい料理が並ぶ
メインは、『ベジミートの酢豚風』
実はそれぞれのお料理の説明が聞けないまま、スタッフさんは厨房へ引っ込んでしまわれ…
説明が難しいようなら、小さなお品書きが欲しいところですね。
まあそれはそれで、先入観なく「食べてみよう」と思えるので、良いのかもしれません。
早速いただいてみました。
それぞれのお料理が、丁寧に作られている印象です。
手前の冷製スープは、暑かったこの日の一口目には、とても嬉しい冷たさ。
そして、どのお料理も優しい味。
キャンプで疲れた体を、胃袋と共に癒やしてくれているのを感じながら、完食です。
ガツンとした味が好みの方には、物足りないかもしれませんが、夏バテ気味だった私には、この日“食べて良かった”と思える料理に出逢えたのでした。
食後にホットコーヒーをいただき、ランチは終了です。
もっと、この空間に居たいのを堪えつつ、お会計をします。
※こちらのお会計は現金のみです(2019.8.12現在)
古民家カフェならではの空間を楽しむ贅沢
ちなみに、メニューにはこんなページがありました。
「視・聴・臭・味・触の五つの感覚と、ゆったりとした時の流れをお楽しみください」
電車の時間が無ければ、もう少し居て空間の余韻を楽しみたかった…
来年、このキャンプに参加する機会を得たら、このお店に寄るのをプランに入れようと思います。
カフェに併設されているギャラリースペース
さて、カフェを出て、気になっていたもう一つの建物へ
そう、蔵の方を覗いてみましょう。
こちらは、坂尻佳恵さんという方の、個展が開かれていました。
時間が無いので、さーっとみて去ろうとしたのですが、どうしても気になった事があって、スタッフの方に質問したところ、2階からご本人が下りていらして、質問に丁寧に答えてくださいました。
坂尻さんは、小淵沢のある北杜市在住で、今回個展をこちらで開かれたとのことですが、都内でも展示をされることがあるそうなので、機会があったらゆっくり作品鑑賞したいです。
数日後坂尻さんから、お礼のカードが届きました。
メインの作品しか見られず、後ろ髪を引かれながら退室したので、本当に嬉しいです。
短い時間でしたが、大満足の旅となりました。
小淵沢駅に向かいます。
ホームには、間もなく到着する特急列車を待つ人で、ごった返し始めました。
列車を待つ2時間弱で、とても素敵なお店と、人に出会った充実の旅は、特急列車に揺さぶられながらも、私の心をほぐし、現実世界と溶け合っていきました。
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