「とれいゆつばさ」と山形旅 ~フラワー長井線と、ながいあやめ公園~ 2019/6/25
ローカル列車始発駅
昼食を終えた一行が向かったのは「荒砥駅」。
フラワー長井線は、荒砥駅~赤湯駅を結ぶ、ローカル列車で、到着した駅は始発駅です。
荒砥駅駅舎がとても可愛く、公民館なども併設されている、地域の方のコミュニティー施設でもあります。
駅舎内は、人が多く写真が撮れませんでしたが、明るくキレイな建物。
入って正面の天窓と、入口側天窓が違う!
おしゃれな駅です。
ホームに出ると、奥に車両基地がありました。
振り向くと…
やってきました!
なんとも可愛い車両です!
2両で来ると聞いていましたが、1両編成の列車。
ワイワイと団体さんが乗車します。
地元の方、個人観光の方、お騒がせします…
車両をバックに写真を撮って、乗車しようとしたら車掌さんが「写真はもう大丈夫ですか?」と、みんなに声を掛けていたのが、印象的でした。
東京発のツアー参加者にしたら、時間厳守が当たり前。
それが、その一言で「慌てなくて良いですよ」と聞こえた私。
ホッとする瞬間でした。
名物車掌さんとローカルな電車旅
運賃表はワンマン運転仕様。
やっぱり車内は人が多く、写真は撮れず…
今回、フラワー長井線の名物車掌さんが乗車。
トークを楽しみにしながら、いよいよ列車は発車しました!
発車してすぐに登場!最上川にかかる鉄橋。
名物車掌さん。
軽快なトークで車内は笑いに包まれます♪
何気なくカメラを構えたら、ポーズを取ってくれました♪
とても素敵な方です。
線路は続くよどこまでも♪
映画『スウィングガールズ』の舞台となったフラワー長井線。
羽前成田駅にポスターが貼ってありました。
とても、趣のある駅舎です。
笑いに包まれ、のんびりとした列車旅もそろそろ終わり。
目的地の『あやめ公園駅』に列車は到着しました。
楽しい列車の旅をありがとう!
と列車を見送ります。
さあ、次はあやめ公園だ~と思いながら、列車の行く先を見つめていると…
ん?
あれ?車掌さん???
「ついつい降りちゃいました~」
って、苦笑いしてます。
実は、羽前成田駅を出た頃に
「この路線は、今たくさんの方が乗っていますが、実は赤字なんです」
「でも、この沿線には高校が5つあって、この路線が無くなったら、高校生が困ってしまします」
「ということで、山形鉄道ではオリジナルタオルと絵はがきを販売して、少しでも資金になるよう頑張っております」
「セットで、1,000円で販売いたしますので、高校生のためにもぜひご協力ください」
と、言った直ぐ後に、あやめ公園に着いてしまったのです。
乗客からは
「もっと早く言わないと~(笑)」
と突っ込まれながらも、購入者が後を絶たず、結局列車を降りることに…
私も記念に購入しました!
ちなみにバラで買うと、タオル630円、絵はがき500円です。
楽しい列車旅、想い出深い一コマです。
ながいあやめ公園へ
ついつい降りてしまった車掌さんと共に、『ながいあやめ公園』へ向かいます。
私が歩く足元に、小さな昆虫を見つけた車掌さん。
このままでは、潰されると捕まえ、
「森へお帰り~」
と、ホーム下に逃がしてたのですが、
「いや森じゃないし…」
思わず突っ込んでしまった(笑)
あやめ公園へは、フラワー長井線の鉄橋下をくぐります。
列車が通ったら、面白そう。
あやめ公園入り口に到着。
車掌さんとは、ここでお別れして、今度はあやめ公園のガイドさんとバトンタッチです。
あやめ公園では、日差しが強くなり、せっかくガイドさんが案内くださっても、暑くてお話しに集中できない!
つい、あやめ以外の涼しい場所を、求めた写真を撮ってしまう…
気を取り直して、あやめの写真を撮りましょう。
たまに『PHOTO SPOT』という、看板がありました。
景色なのか?花に向けてなのか?
こういう公園でも、SNSでPRするんですね。
ガイドさんの案内で印象に残ったのは、あやめは水を張ったままでは、枯れてしまうということ。
へえ~そうなんだ!
水を張っていたら、花菖蒲かカキツバタなのだそう。
ひとつ勉強になりました。
普段ここまで、あやめと向き合う事がないので、新鮮な感覚で散策をしました。
さてこの後は、熊野大社に向かいます。
おまけ…日本一のやな場
コース計画には入っていなかったけど、荒砥駅へ向かう前に、急遽『道の駅 白鷹ヤナ公園』へ立ち寄りました。
ここ目当てで訪れることはないかと思う場所ですが、とても面白い場所です。
やな場は、あの赤い塔(?)の下にあるようです。
おお!さすが日本一!大きい!!
前日の雨で、水が多く迫力があります。
もうすぐ、このやな場に鮎がピチピチと、跳ねる光景が見られるのでしょうね。
次回は熊野大社をレポートします。
<つづく>