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子供の関心に関心を持つ

フリーランスライフコーチ&ライフ研究家の菅原です。

今日は子育て関連の記事です。

これまで大学生へのキャリア支援、社会人に対するライフコーチングなど、大人に対する人生の軸づくりを行なってきましたが、子供や子育て中の親御さんに対しても何か役立つ情報を届けられないかと思い、自分がためになった子育て情報を随時配信していこうと思います。


「子供に関心を持つこと」「子供の関心に関心を持つこと」の違い


大半の親御さんが、子供に関心はお持ちだと思います。

しかし、それはあくまで大人都合を前提にした子供への関心であることが大半です。


例えば、お子さんが学校から帰ってきてずっと漫画を読んでるとします。

まだ宿題をやっていない場合、親の関心は「宿題をやらせること」になるでしょう。

ここで

「宿題をやりなさい」

と声かけすることは、子供に関心を持っているから行う訳ですが、その時の子供の関心は漫画の内容です。

つまり、子供に関心は持っているが、子供の関心には関心を持っていないということです。

子供も敏感なので、自分の関心に関心を持ってくれない親の言うことには応じようとはなかなか思いにくいわけでです
(私もずっとこんな声かけしかしてこなかったわけですが、、)


人間は誰もが持っている共同体感覚


共同体感覚とは、アドラー心理学のキーワードですが、

他者を仲間だと見なし、そこに「自分の居場所がある」と感じられること

です。

子供だけに限らずですが、他者と関わるときはこの「共同体感覚」を意識して関わることで、効果的に信頼関係を築いたり、協働することが可能になります

上記の「子供の関心に関心を持つ」のはまさに、この共同体感覚の醸成に繋がる行為と言えると思います。


子供の関心に関心を持ってみる


また先ほどのケースに戻ると、

「宿題をやりなさい」

ではなく

「どんな漫画読んでるの?」

「楽しそうだね〜。どんなお話か教えて」

のような声かけをすることで、子供は自分の関心に関心を持ってくれたと感じることができ、親と子供の間での共同体感覚の醸成に繋がります。


このことを知ってから、私も毎日試してみています。


もちろん、この言葉がけによって一瞬で宿題をやるように、魔法がかかるわけではありませんが、明らかに子供が嬉しそうにして心を開いてくれやすくなったことは強く感じます。

毎日時間がない中で、宿題や学校の準備など、ついつい急かして強制してしまうことはいまだによくあるのですが、まず子供の関心に関心を示してあげることで、親子の良好な関係性づくりに結びつくと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

またこれからも大人にも子どもの豊かな未来づくりに役立つ、情報をお届けして行きます。





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