CloudeはChatGPTを超える最強AIか?実力と特徴を解説
Cloudeが登場してしばらく経ったため、noteにしました。
はじめに
CloudeはAnthropic社が開発した対話型AIです。ChatGPTなどのライバルAIと比較して、入力できるトークン数が格段に多いのが大きな特徴です。日本語にも対応し、無料で使用できることから注目を集めています。
本記事ではCloudeの性能と特徴について解説します。ChatGPTなどとの比較や実際の会話例も交えて、Cloudeの実力を理解していきましょう。
Cloudeの基本情報
Cloudeは2023年3月にAnthropic社から公開された対話型AIです。ユーザーが入力したテキストに対して、自然な会話ができるのが特徴です。
Googleアカウントで登録することで、無料でCloudeを利用できます。有料プランもありますが、無料プランでも同等の機能を使用できるのが強みの1つです。
クラウド上で動作するサービスのため、専用アプリのインストールなどは不要で、ウェブブラウザからアクセスできます。
Cloudeの性能と特徴
Cloudeの最大の特徴は、1回の入力で扱えるトークン数が10万トークンと、圧倒的に多いことです。これはChatGPTの約25倍、GPT-3.5の約3倍の量に相当します。
このため、CloudeではChatGPTでは不可能だった長文の生成ができるようになります。小説を生成したり、論文を要約したりと、大量のテキスト処理が必要なタスクに強みを発揮します。
また、PDFやテキストファイルをアップロードして内容を要約させたり、ファイルに関する質問に答えさせることもできます。これにより、膨大な量のデータを効率的に理解できるようになりました。
そのほかにも、プログラミング言語Pythonのコーディングテストで高い点数を獲得していることから、ソースコードの生成能力にも優れていると言えます。
安全性と信頼性にも配慮した学習モデルを採用しているため、有害な内容の生成は抑制される設計になっています。
ChatGPTとの比較
ChatGPTはCloudeと同様の対話型AIですが、性能面では以下の点で劣っています。
入力できるトークン数が最大でも3万2000トークンと少ない
PDFファイルのアップロードには対応していない
2022年1月までのデータを学習しているため、最新の知識がない
反面、ChatGPTには「ブラウジング機能」があり、リアルタイムのWeb検索結果を参照できるのが強みです。
性能差は大きいものの、価格を考えるとChatGPTの無料プランは手軽に試せるため、まずはこちらから使用するのが良いでしょう。
実際の会話例
以下では、Cloudeの実際の会話例を紹介します。
Q. こんにちは
A. こんにちは!何かお手伝いできることはありますか?
Q. ブログの書き方について教えてください
A. ブログを書く時のポイントは以下の通りです。
- 読み手のことを考える - 読み手が何に興味があるかを意識し、役立つ情報を提供することが大切です。
- 簡潔なタイトルと分かりやすい構成 - タイトルは分かりやすく簡潔に。また、見出しを使って文章を整理し、読みやすくすることが重要です。
- キーワードを活用する - 読み手が検索で記事を見つけやすくするため、キーワードを効果的に使うことをオススメします。
- 画像を使う - 読者の理解を助け、記事を視覚的に魅力的にするため、適切な画像を使用すると良いでしょう。
- 自己反省と改善 - アクセス解析を参考に、記事の内容を定期的に見直し、改善していくことが大切です。
Q. ありがとう。分かりやすい説明だった。
A. かしこまりました。ブログの書き方が分かりやすく説明できてよかったです。ぜひ実践してみてください。
このように、Cloudeは質問に対して適切な長さで回答を生成できます。自然な会話ができるのが特徴です。
まとめ
Cloudeはトークン数の制限が極端に緩和されたことで、大規模なテキスト処理が可能になった画期的なAIです。文章作成支援やデータ分析などの用途に威力を発揮するでしょう。
性能面ではChatGPTを上回っていますが、無料で気軽に試せるChatGPTも決して悪くありません。目的に合わせて使い分けるのが賢明でしょう。
AIは今後も進化を続けていくと考えられます。CloudeとChatGPTの競争がさらなるイノベーションを生み出すことに期待したいと思います。
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