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桃の生育レポート#2023年5月

5月の桃の生育状況レポートをお届けします。

花が散り、あっという間に新緑が綺麗な季節となりました。
桃の実も少しずつ成長しています。

摘果

今の時期は幼果を減らす「摘果」作業をしております。
これをすることで1つの実に栄養を集中させ、適切な大きさの桃が育つようになります。

ただやみくもに実を減らすのではなく、全体のバランスや実の大きさ、枝がどの場所から生えているかなどを確認しながら行っています。

あかつき

一度摘果を行った後のあかつきの木です。
本格的な摘果の前に行うため、予備摘果ともいいます。
この作業を行うことで、それぞれの実に栄養が行き渡りやすくなります。

サイズは人差し指の第一関節ぐらいの大きさです。
5月中に再度摘果作業を行います。

川中島白桃

川中島白桃は人工授粉をした後に、袋掛け前に摘果を行うため現時点では実が多くついている状態です。

実の中でも大きさが違うため、元気なものを残しながら摘果作業を行います。

伊達白桃

摘果をする実の判断方法はいくつかあります。
密集していたり、サイズが小さかったりなど分かりやすいものもありますが、内部に何かしら不具合が発生している障害果と呼ばれる果実があります。

一見順調に育っているように見えても、味が良くなかったり、収穫を迎える前に勝手に落ちたりしてしまいます。

今年はそのような障害果の影響はなさそうとのこと。

葉っぱも夏に向けてどんどんと生い茂っていきます。

引き続き桃の成長をお楽しみください。





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