「スポーツ組織における 経営人材の育て方」雑記
藤沢氏、まず一般企業と皆さんの違いについて聞いていきます。
山谷氏、bリーグの事業における一般企業との違い。
ステークホルダーが多い。
事業が多方向で複雑。
商品の品質が維持管理しづらい。
えとみほ氏、経営が不安定。勝ち負けが売り上げに直結。
普通の会社と入社の動機が違う。愛が勝っていて、キャリアパスを描きづらい。属人性が高い。
田久保氏、経営の基盤としては同じ。難しい事を考えず、普通にやればいい。売上−経費=利益
山谷氏、キッチリと儲ける事で、地域に貢献する。
田久保氏、勉強し実践するを繰り返す事で、経験を積み、評価する。それがないとガバナンスが成り立たない。
山谷氏、教育への投資が難しい。OJTになる。日々、数字を見るという事を徹底。
売上−経費=利益
えとみほ氏、責任企業を持つクラブでは親会社からお金が貰えると思っている節がある。地元の名士が助けてくれるんじゃないか、みたいな甘えがあるのかなと。
山谷氏、○○だろう、というような考え方を持つと危険。
田久保氏、構造自体が基準が緩く、中々自浄作用も起こらない。
山谷氏、経営者が常に甘えない、気張っている状態が良い状態。共通の会計管理のシステムを作れば、経営が落ち着く。アホじゃないので、数字を見ればヤバいとわかる。
田久保氏、仕組みと運用。マネジメントサイドもリーグ全体の利益の為に会社を移動してもらうのも一案。リーグを超えても面白いのかも。
偶然来場していたBリーグでクラブライセンスの運用をしている松井さん、上記の会計管理システムの事について「やっていく必要がある」との回答。
えとみほ氏、MLSでは選手もリーグとの契約。
山谷氏、優勝無理だぞとなった時のモチベーションは、ビジネスを強くする事。そして徐々にチームも強くしていく。
戦力のベースアップの為のリーグからのアシストはあっても良いのかな。その方がリーグとして面白くなる。
山谷氏、大株主、オーナーが利益を見てないと、社長もピリッとしない。
えとみほ氏、地元の名士の持ち回りみたいな感じ。下手したらうわ回って来たみたいな感じかも。 当たりが出たらガッと伸びる。
田久保氏、リーグがオーナーによる経営者の選出を管理できないか。社長選出のガバナンスを管理する事で、クラブの発展、リーグの発展に繋がる。
山谷氏、オーナーにリーグの発展を考える機会を与えられていない。そこを刺激して経営者をしっかり管理してもらう。
最後に一言
えとみほ氏、各クラブ経営人材には困ってる。今日来られてる方で将来社長になりたいと思っている方がいるなら、是非目指して頂きたい。
田久保氏、当たり前の事ですが、もっと儲ける事をやって、会社を発展させましょう。
山谷氏、社長は会社の心臓なので、コミュニケーションを取り、血流をよくしましょう。
藤沢氏、本当の責任者、意思決定者が不明確になっているのではないか。
人材だけ見ていると、せっかく育っているのに活かせていないという事になりそう。