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1902年からの便り..
ゆき子さんのポストカード
南阿蘇にある私の山小屋には、東京の自宅に置いておいてもまず使うことのない、父や祖母が残した古いものが色々と仕舞い込んである。
そんな中で、これは祖母が残した写真類と一緒に保管されていたもの。
持ち主は川崎ゆき子さん..
多分、私の父の年の離れた従姉に当たる方だと思う。
[ 表紙の写真は、多分この方だろうと思われる方の幼少時の写真 ]
1885年・明治18年に本格的に始まった日本の国際郵便…
まだ郵便そのものが特別なもので、絵葉書や切手が貴重なものだった1902年・明治35年からの3年間ほど、まだ少女だったゆき子さんが海外留学中の親戚や友人とやりとりした大量の絵葉書や、家族が親族や知り合いとやりとりした絵葉書を大切に『ポストカードアルアム』に貼って、コレクションしていたもの。
120年前のコレクションだ。
さて、このゆき子さんのコレクションが何故30歳以上も年の離れた従弟の家である我が家にあるのか? それは全くの謎で、祖母や父はとっくに他界しているし、その世代の親族の方々も誰もいない今となっては、その経緯を知る術はない。
内容から何かを汲み取ろうと思ったが、子供同士のものはともかく、特に日本語の文面はほぼ草書体で、読み込むには難しい。
ただし、当時の絵葉書のデザインや写真からは、120年前のロンドンやヨーロッパ、北アフリカ、アジアなど、当時の人々の息遣いが聞こえるようだ...
いずれ一枚ずつ選んで、何らかの形で紹介していこうと思う..
(草書体に慣れている方、どなたかいらっしゃいますか?)