今月の1本(2021/03)
月に一度 撮影したフィルムの中から1本を選び、写った36枚の写真を時系列に振り返りその想いを語る「今月の1本」です。
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「男とは先っちょが見たい生き物である」
皆さんも色んな先っちょ大好きでしょ?
イギリスの登山家が言いました
「そこに山があるから登るのだ」
私は登山が趣味でないので、なんで山あったら登りたくなるのかよーわかりませんが、プロセスを抜きにすると先っちょを見たい気持ちは理解できます。
私の場合だと、富士山を見に行って 山頂が雲で隠れていたらガッカリしますし、グラビア雑誌でおっぱいの先っちょに星型のキラキラシールが貼ってたら、出来るだけゆっくり剥がしたくなるのであります(アタオカ・・)
これに通じる話で、ロケ地を探すため地図を見ているときに、
「岬」「崎」「鼻」
この文字を見るとドキドキします。一般的に海の先へ突き出た地形を表しており、景勝地などにも多く名付けられてることから、どんな良い景色が見れるんだろうか?!と実際に行ってみたくなるのです。
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で、今回はGoogleMapで見つけた「鼻」
自宅からスーパーカブに乗って2時間、和歌山県有田にあります「宮崎の鼻」を目指しました。
スーパーカブでも女の浦海水浴場までしか進めず、そこからは歩いて30分ほど山道を歩きます。って結局 登山しとるやないかい・・
住宅街を抜けて急な坂を上がった墓地のヨコから山道は始まります。
写真では表現出来てないけど、そこそこの坂道を登り10分ほどの中間地点で景色がすこし広がります。
50mmレンズでは表現できてない
28mmレンズに交換。この場所は左右に砂浜があって左側の浜に下りてみよう。
もちろん無人
断層がえぐい岩肌
山を歩くの前提で登山靴っぽいのを履いてきました。しかしコレはビルケンの なんちゃって登山靴でソールに溝がほとんど無いので滑る滑る。
小腹が空いたので砂浜に座りコンビニおにぎりをパクパクしました。
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カロリー補給も出来たので、鼻の先を目指して再び山を登り始めます。
少し進むと崖ギリギリの細い道、落ちたら死ぬやつですよ。地盤がスカスカしていて滑りやすいので、途中で「竹の棒」を拾って杖代わりにして進みました。
ところどころに猪の足跡や寝転んでゴロゴロした痕跡がたくさんあったので、遭遇したときは竹でシバき回す予定です。
途中に景色が広がるポイントは少ないし、ハードな道にぜいぜい言いながら写真撮る余裕ゼロ(笑)
宮崎ノ鼻灯台に到着~階段をおりて近づくと
灯台はタイル張りなんですね、昔のお風呂みたいで可愛い。施錠されてるので上には上がれません。
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灯台の向こう側に回ると見えてきたのが 目的地の「宮崎の鼻」ですが・・
こんなとこ行けるか~い!あの先っちょまで行ったら絶対落ちて死ぬやろ。
十分贅沢な景色を堪能したので ここを最終地点と自分で納得させました。
景色に飽きたらやること無いのでタイル撮ります。28mmレンズ
こっちは50mmレンズ。ん?どっちやったかなぁ、、どっちでもいいですがレンズが変わると発色が違いますね
猪しばき用の竹棒
私の妄想では猪に遭遇したら、まずは猪のスネ(弁慶の泣き所)をゴツンと一撃、猪が激怒して「コラァ~」と口開けて突進した口の中に棒を突っ込んでお尻まで貫通させ、その後はクルクル回しながら丸焼きの予定でした。
と言いますか、こんなん棒切れで猪に勝てる訳がない。実際に遭遇してたら私は崖に突き落とされてたんでしょうね。
雲ひとつない快晴で気持ちよかった
50mmで階段
28mmで階段・・レンズ交換がめちゃ面倒くさいぞ
28mmではトンビが写ってない
気持ち良かった~来た道を戻ろうっと
帰りは殆どが下りなので時間は早かったけどヒザ死んだ。
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山を下りてから カブで移動すること5分、矢櫃漁港に来ました。
すり鉢状の急な斜面に住宅街があって一番下が港になっています。車は通れず、住民の方も上のバイク置き場にバイクを置いていました。
私はアホなので傾斜30°を超えるであろう急坂をフルブレーキを掛けながら降りてきました。死ぬかと思った・・
にゃー
港の神社
信心深いわけでもありませんが、一応お参りしときます。
後にネットで知るのですが、この先の堤防が特殊な形でオモロイらしく、先に進まなかったことを後悔。。
地元のカブがある。カブはどの街の風景にも溶け込みますね。
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ここから海沿いの気持ちいい道を走ります。南側の景色、こんなロケーションでキャンプしたら最高でしょうね。
北側の景色はタンクが並んでてもひとつかな~
和歌山と言えばみかん畑に風力発電はセットです。
このままこの道を進むとよく通る海沿い道なので、今回は違う景色を求めて みかん畑の収穫用農道を走ることに。
これらの細い道はGoogleMapsで表示されませんので、国土地理院が発行している国土地図をiphoneで見れるアプリを使います。
下の地図の緑線はみかん畑の中に道があることを示しています。
赤丸の地点から坂を登ってみましょう。
対向車来たら離合できないので、車では立ち入らない方が良さそうです。
頂上付近で海に視界が広がる。定番の風景もいいですが、初めての道で偶然出会うロケーションって満足感が倍増します。
うれしいからヨコも撮りますわなぁ
この農道はたった数キロでしたが新たな発見があって大満足です。
元の海沿いの道に戻ってきたのが最後の一枚でした。
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今度引っ越すことがあれば「和歌山」に引っ越したいと本気で思っています。海・山・河の全てが美しく、豊富な海産物・野菜・果物、そして陽気な県民性にも惹かれます。通う度に私の和歌山愛は深まるばかり(笑)
海の見える小さな民家が欲しいなぁ
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3月の1本
Nikon F80 / Fujifilm C200
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