デジタル時代だからこそ重要な3つの配り物。「目配り」「気配り」「心配り」
仕事ができる人は、先読みができ配慮できる人だと思います。
その上で、重要になるのがこの3つ、「目配り」「気配り」「心配り」。
アナログで仕事をしている現場では、大事にしている人が多いです。
ただ、今のようにリモートワークが続くと蔑ろになりがちです。
Skype1通、LINE1通、Slack1通、メール1通、電話1本から、
相手に対する配慮というのは感じることができます。
このnoteを通して見直す時間にしていただけたらと思います。
「目配り」
め‐くばり【目配り】 の解説
[名](スル)いろいろな所に注意を行き届かせること。「周りにも怠りなく目配りする」
周りのことをよく見ている人ですね。
居酒屋でメニューを見ていて、ちょうど店員さんを呼ぼうと思ったときに、すぐ来てくださる方います。
困ってるときに「どうした?」って声をかけてくれる人がいます。
ああいう方は、まさに「目配りができる人」だと思います。
広い視野で、ささいな変化でも気付く人です。
正直、リモートワークでは顔が見えないですし、自分の仕事に集中していると気付きにくい印象ではあります。
いつもより、レスポンスが少し遅い.。
いつもより、やりとりが淡白。
ちょっとしたことから気付けるといいかもしれません。
まずは気付こうとする意識から始まります。
「気配り」
き‐くばり【気配り】 の解説
[名](スル)あれこれ気を使うこと。手抜かりがないように注意すること。心づかい。配慮。「気配りが行き届く」「会場の設営に気配りする」
気配りは、自分の立場に立って行動します。
段ボールが届いたときにサッとハサミを渡してくれる
くしゃみをした後にティッシュをそっと差し出してくれる
お客様が帰るときに靴の向きを整えてくれている
etc..
相手の次の行動を予測して、行動すること。
先読みが大事になってきます。
打ち合わせが終わった後すぐに、議事録や必要資料が送付する。
何かしら時間をとっていただいたり、御馳走になった後は、すぐお礼をする。
当たり前かもしれませんが、大事な気遣いだと思います。
「心配り」
こころ‐くばり【心配り】 の解説
あれこれと気をつかうこと。心づかい。配慮。「温かい心配り」
相手の立場に立って行動します。
相手の心を読んで、「こうなったら喜ぶかな?」と想像して、個々に合わせた行動や言動ができること。
先ほどの気配りと違って、「相手がどう思うか?」という視点が大事です。
感謝の言葉を伝えることも大事になってきますね。
何をされたら嬉しいか?
何をされたら嫌がるか?
このことは人によって全然違うので、私も本人や周りに聞いて知ることも大事にしています。
バタバタしているときや急いでいるとき、仕事やプライベートがうまくいっていない時ほど蔑ろにしがちになると思いますので、
そういう時こそ、思い出すようにしましょう。
「目配り」「気配り」「心配り」を大切に
リモートワークが続くと、画面の向こう側の相手と仕事をすることが多くなっています。
普段の友人とのコミュニケーションも、直接ではなくLINEが増えてきました。
デジタル時代では、自分のやっていることの先に相手がいること、
このことが分かりにくくなります。
そのため、まずは意識することが大切ですし、これができる人はより一層仕事ができる人になります。
また、いいことやポジティブなことを伝えるときは、LINEや電話でも大丈夫です。
直接顔を見て伝えるともっと喜ばれます。
逆に、何か指摘するときやネガティブなことを伝える時は、文面に残さないほうが良いです。
電話で伝えるか顔を見て話しましょう。
「相手がどうしたら喜ぶか?」
一歩先を読むことや未来を想像すること、私自身も改めて大事にしていきます。
行為の意味
宮澤章二さんの「行為の意味」という話が好きです。
ACジャパンのCMにも使われていましたね。
これを引用して、締めくくりとします。
行為の意味
宮澤章二
━ あなたの<こころ>はどんな形ですか
と ひとに聞かれても答えようがない
自分にも他人にも<こころ>は見えない
けれど ほんとうに見えないのであろうか
確かに<こころ>はだれにも見えない
けれど<こころづかい>は見えるのだ
それは 人に対する積極的な行為だから
同じように胸に中の<思い>は見えない
けれど<思いやり>はだれにでも見える
それも人に対する積極的な行為なのだから
あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
<心>も<思い>も 初めて美しく生きる
━ それは人が人として生きることだ
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