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バイオプラスチックとは?「生分解性プラスチック」と「バイオマスプラスチック」について
こんにちは。江口邦広です。
前回の「脱プラスチック」からの流れで、バイオプラスチックについて調べています。
現在のプラスチック事情について
現在プラスチックは99%が石油から作られ、全世界では3.5~4億トン、日本では1100~1200万トン生産されています。
この石油合成プラスチックの課題は、「原料として有限な石油資源を使うこと」「使用後の処理のやり方」。
リサイクルしたいところですが、実際は半分程度燃やしているようです。
バイオプラスチックとは?
「バイオプラスチック」とは、「生分解性プラスチック」と「バイオマスプラスチック」の総称。
「生分解性プラスチック」とは、微生物によって生分解されるプラスチック。生分解性という「機能」を指しています。
「バイオマスプラスチック」は、バイオマス(生物資源)を原料に製造されます。バイオマスという「原料」を指しています。
生分解性プラスチックとは?
通常のプラスチックと同様の耐久性を持ち、使用後は自然界に存在する微生物の働きで最終的に二酸化炭素と水にまで完全に分解されるプラスチックです。
バイオマスプラスチックとは?
バイオマス(生物資源)から作られた再生可能なバイオマス資源を原料として、化学的または生物学的に合成することにより得られるプラスチックです。
主にトウモロコシ、藻類、小麦、じゃがいも、大豆、タピオカ、ココナッツ、サトウキビ、木など、再生可能な植物バイオマスから作られます。
バイオマスプラスチックはバイオマスを原料にしているという点が特徴なため、必ずしも生分解性であるとは限らないようです。
分かりやすい記事がいくつかあったので紹介しておきます。
直近3月30日の記事で、
ユーグレナ、セイコーエプソン、NECは29日、東京大学の岩田忠久教授と共同で、バイオマスプラスチックの技術開発を行うコンソーシアム「パラレジンジャパン」を設立したと発表がありました。
政府は、2030年までにバイオマスプラチックを約200万トン導入する目標を掲げています。
ここがどれだけ前倒しされていくのか、非常に楽しみです。