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ワンマングルメNo.28 「見てくれよりも中身で勝負 "26号線くるりんカレー "の悪魔的美味さに悶絶」
お気に入りのカレー専門店" 26号線くるりんカレー "は、都道420号線(鮫洲大山線)と第二京浜国道が交わる「戸越三丁目」交差点と、同じく中原街道と交わる「平塚橋」交差点の間にある。
最寄り駅は東急池上線の「荏原中延」。駅から都道420号線を目指して徒歩約6分ほど。
都道沿いの黄色い外観の店は小さく、うっかりしていると見逃してしまうほど。店内はカウンター席のみで席数は8席ほど。店内は薄暗く、昼間は女性一人、夜はオヤジ、失礼、男性一人で回している。
" 26号線くるりんカレー "という店名は、店の目の前を走る都道420号線がその昔都道26号線通り(正式には東京都都市計画道路補助26号線)と呼ばれていたことに由来する。
提供されるカレーの特徴はともかく王道。2種類の玉ねぎをコトコトと飴色になるまで煮込み、そこに野菜や蜂蜜、スパイスを加えてオリジナルのルーを作る。その味と風味を一口で言うならば、ずばり「おふくろの味」。
かつて家庭の夕飯で食べた家カレーが最それに近い。懐かしくも美味しい日本のカレーライス。個人的にはインド系やスープカレーといったシャバシャバ系よりも、粘度の高い、いわゆるライスカレーのルーが好みなので、この店のカレーはどストライクである。
一口含めばよく煮込まれた玉ねぎのコクをほのかな酸味を感じる。そしてその次に各種スパイスのパンチのある辛みが続き、最後にはちみつのまろみがマイルド感を発揮し締めくくるといった感じ。
この店の一番人気は「牛すじカレー」だが、トンカツやチキンカツ、そして珍しいサメカツといったトッピングの揚げ物も自家製なので、これもまたお勧め。さらに、カレーボリューミーな生姜焼きをトッピングしたB級グルメの極みとも言うべき「生姜焼きカレー」もお勧め。
個人的にはポークカレーマニアなので「ポーク煮込みカレー」を推したい。大胆にカットされ、よく煮込まれて旨味が凝縮した食べごたえのあるポークの角煮がこれでもかこれでもかと入っていて最高に幸せ。思わず無料でサービスしてくれるご飯大盛りでオーダーしてしまう。
駅からも少し離れていて不便だが、わざわざでも訪れる価値のあるカレー専門店として強く推奨したい。
26号くるりんカレー
東京都品川区中延1丁目3-18
03-6426-1202
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