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ワンマングルメ No.25 「武蔵小山で味わう至高の冷やし中華 "中華料理とき"海老冷やし中華」

 東京 品川区 武蔵小山。

 冷やし中華が美味いと評判の町中華「中華料理とき」は、中原街道を五反田方向から来て" 平塚橋 "交差点を右折、武蔵小山商店街(パルム)と平行して走る都道26号線(鮫洲大山線)進み、1つ目の交差点”スクエア荏原 " を右折してすぐの左手にある。

 大きな看板があるわけでもない地味な店構えの店内は、カウンター席と4人がけのテーブル席が3つというコンパクトなレイアウト。

 お店の創業は昭和43年、ご主人が銀座アスターで修行したと誠しやかに囁かれている実力店とのこと。

 カウンター席は、ご常連が昼から呑んでいる場合が多いため、一見さんには入りづらい雰囲気が漂っている。しかし、そんな圧力には屈せず店内へ。カウンター席の両端で昼間から呑んでいるご常連の冷たい視線を無視し、空いたセンター席に座る。

 着席早々、決して愛想が良いとは言えないお姉さんに「海老冷やし中華」とオーダーし、ご常連からの好機の視線を無視し、自分の世界に閉じこもり冷やし中華の出来上がりを待つ。

 通常だと待つことしばしなのだが、なぜか永遠にも感じる待ち時間。アルコールが入りボリュームMAXで盛り上がっているご常連の話し声が途切れるたび、厚顔にもカウンターのセンターに座るよそ者を胡散臭そうにチラ見する冷たい視線を感じる(気のせいかも知れないが)。

 永遠にも感じられる時間が過ぎ、念願の冷やし中華が眼前に置かれる。

 思わずかたずを飲む美しさに感動。思わず写メ。

 麺は光沢のあるツルツルの細麺、甘酸っぱい醤油ベースのスープとよく絡む。上にトッピングされた具材はきゅうり、蟹(本物)、叉焼、錦糸卵、紅生姜と絢爛豪華。そして、皿の外郭には大ぶりの海老のフリッターが7個取り囲むようにレイアウトされている。

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 皿の下に溜まったスープを絡め細麺をすすれば、その食感は細麺ながらモチっとした弾力性に富んだシコシコ。蟹や叉焼、きゅうりなどを麺と共に口中に収めれば、気分はリッチ。

 冷やし中華としての完成度を確かめた後、いよいよ皿の外郭に置かれた海老のフリッターに箸をつける。口中に投じればまだ予熱が残る海老のフリッターの食感はプリップリ。海老の甘みとスープの酸味がマッチして麺が進む、進む。大盛りでも良かったなと後悔することしきり。

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 さすが地元民いち推しの人気店、美味しゅうございました。

中華料理とき
東京都品川区荏原3丁目6-8家富ビル1階
03-3783-7957


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