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ショートエッセー「Speed Mind No.11、"スカイラインGT-Rを振り回す!!"企画の想い出」
1989年夏。Speed Mind No.11の総力特集「スカイラインGT-Rを振り回す!!」の取材は超楽しかった。
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日産自動車広報部から借りたデビュー仕立てのR32GT-Rを千葉県の浅間台スポーツランドに持ち込み、全日本ジムカーナDクラスチャンピオンのジムカーナ界のレジェンド 山本真宏選手が容赦なく攻めまくった。
そして、この日同行してた同じく全日本ジムカーナを戦う猪爪俊介選手がその圧倒的な性能とジムカーナ車両としての秘めたポテンシャルに感化され、発売直後のR32GT-Rを購入したチームの後輩の車両に暫定の脚を入れただけのR32GT-Rジムカーナ仕様と急遽製作、Speed Mind No.11号の大特集の一環として、浅間台での取材から1ヶ月後に日本ランドHOWゆうえんち(現在の"ぐりんぱ")で開催されたC地区地方選手件AⅢクラスに賞典外として師匠の山本選手と共に「スピマイ号」としてダブルエントリーした。
スピマイ誌上での告知を読んで会場に詰めかけたギャラリーが固唾を呑んで見守る中スタートしたR32GT-R(スピマイ号)は、その圧倒的な動力性能と運動性能でライバルを圧倒。賞典外ながら驚異のタイムを叩き出しギャラリーやライバルの度肝を抜いた。
最高に楽しい企画、そして楽しい取材だった。
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