My Favorite Movie 「Le Mans(邦題:栄光のルマン)」

1971年、小学校6年生の時に京橋の 'テアトル東京 ' に観に行った。

 70mmスクリーンで観賞したスティーブ・マックイーン主演の「栄光のルマン」は、後の自分の人生を決定づける重要な作品となった。

 800万ドルという当時としては途方もない費用を投入して製作されたこの作品は、ルマン24時間という世界最高峰の耐久レースと、それに参戦するレーシングドライバー、レーシングカーをリアルに描いたレース映画の金字塔である。

 ラストの見せ場であるポルシェ917Kとフェラーリ512Sとの壮絶なバトルシーンは、映画を越えた臨場感。まさに"レース"そのものである。

 ルマンは歴史と伝統に彩られた偉大なる草レースがそのルーツ。

 クルマのヘッドライトとブレーキの進化はルマン24時間レースの恩恵によるところが大きい。

 パリから南西に200km離れた小さな町・ルマンが、年に一度の喧騒と轟音に包まれる

 オルリーからA10をひた走れば、およそ2時間ほどでルマンにつく。

 AOC(地酒)のワインとバゲットを片手に、熱狂と興奮の坩堝の中でめくるめく恍惚を味わいたいものだ。

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