My Favorite Music 「 HEVIA " Busindre Reel" 」
スペインのケルト文化は中東やアフリカ圏の文化と混じり合い独自の発展を遂げた。その代表的な例がヒターノ(スペインジプシー)をルーツとするフラメンコである。
さて、1998年にスペインのバグパイプ奏者・Hevia(エヴィア)がリリースしたファーストアルバム「Tierra De Nadie(邦題は ' 誰のものでもない世界 ' )」に収録された「Busindre Reel」は、アイリッシュケルト伝統のリズムラインを踏襲しつつも、どこかエスニックな雰囲気が漂う摩訶不思議なナンバーである。
静かに目を閉じて耳を傾けていると、心の奥底から湧きあがる太古の血脈(ルジラ)を感じる。
その躍動するリズムは大地の鼓動、風のように流れるメロディはシャーマン(巫女)の呪文。
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