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エッセー「" ゾアントロピー現象=獣化現象 "の引き金となる悪魔の薬物"PCP"」
PCP(フェニル・シクロヘキシル・ピペリジン、通称エンジェルトダスト)の強力な幻覚作用により、人体と精神の解離現象が発生、それに伴い理性・感情を支配する大脳新皮質の活動が抑制され原始的な大脳古皮質の活動が活発化、結果、人間的理性を失い、動物的な凶暴且つ残虐な行動に走る。
さらに、大脳新皮質の抑制から開放された肉体は化物じみた凄まじい力を発揮する。
1976年6月にNYPD(ニューヨーク市警)管轄内で発生した " ゾンビ事件 " は、PCP乱用による幻覚作用が原因である。
PCPを吸引した黒人男性がバッドトリップで暴走、娼婦3人を文字通り「八つ裂き」にし、その肉を食べながら逃走、最終的には18名の警官隊に囲まれ、.38口径及び357マグナム弾、12番ゲージの散弾計100発以上を被弾しながらも暴れ続け、2名の警官が喉の肉を食いちぎられ、1名が左腕を引き千切られた。最終的には頭部に被弾した357マグナム弾3発により頭部がほぼ原型を留めない状態まで破壊されたところでやっと動きが止まった。
この事件が契機となり、ポリスユースのハンドガンの多弾倉化が始まり、ベレッタM92Fやグロック17、SIGP228といったダブルカーラムマガジンを備える9mm拳銃が急速に普及する結果となった。
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