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ワンマングルメNo.78「"えっちゃんラーメン 中華そば もり中華" 今話題の"ちゃん系ラーメン"は激戦区新宿歌舞伎町を制することができるのか?」

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 新宿歌舞伎町。ラーメン激戦区として名高いこの地に、また新たなるチャレンジャーが現れた。

 近年、都内各所で「中華そば もり中華」と書かれた看板を掲げる店を見かける。何かな~と思っていたら、なんでも"ちゃん系"というラーメンのニューウェイブだとか。それは食せねばならんだろうということで、以前から気になっていた"えっちゃんラーメン 中華もり 新宿店"に赴いた。

 来訪した時間がライチライムがとっくに終わった3時頃だったため店は貸し切り状態だった。店内左手の券売機で「中華そば(850円)」のチケットを購入し、店員さんに手渡す。

 席はカウンター席と半個室のようなハーフパーテーションで区切られたテーブル席の2種類。一人なのでカウンター席に陣取る。

 待つことおよそ7分ほどで着丼。丼を覗き込むと、たっぷりと張られた澄んだスープの海の上に刻みネギが浮かび、その海の浅い部分にはトッピングのチャーシューが見え隠れしている。

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 レンゲを手に取り、まずはスープを一口。奥行きのある味わい深いスープだが、ファーストインパクトはやや塩分強めに感じる。しかし、豚骨と鶏ガラをベースにとった出汁と魚介の出汁との合わせ出汁は旨味系の極地とも言えるもので、舌の歓喜度はマックス。レンゲを口に運ぶ回数が増えること増えること。

 麺は中太麺で、カンスイがやや多めのもっちりとした食感。この麺が澄んだ旨味スープと良く合う。茹で加減も絶妙で箸が止まらない。

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 そして、トッピングの頂点を極めるチャーシューだが、さすがは切りたてチャーシューを標榜するだけのことはある。さっぱりとした腿の赤身肉と、赤身と脂身が絶妙なバランスを見せつ肩肉の2種類を使ったチャーシューは、しっかりと煮込まれて噛めば噛むほどに旨味が滲み出るなかなかの逸品。もちろん麺とスープとの相性も抜群。

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 スープ、麺、チャーシューと、中華そばを構成するすべての要素は見事なまでに高次元で融合した中華そば もり中華の中華そば。新たにリピートリストに記したことは言うまでもない。


えっちゃんラーメン 中華そば もり中華 新宿店
東京都新宿区歌舞伎町1-15-8


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鳴海邦彦 / KUNIHIKO NARUMI OFFICIAL
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